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あなたのそばにいる「こころ達人の横顔」 インタビュー集


カウンセラーやセラピスト、セミナー講師など「こころの現場の最前線」で活躍されている方の横顔を紹介します。

 ・カウンセラーってどんな人なの?
 ・カウンセリングって、どうやって受けるの?
 ・私も将来カウンセラーになりたいのですが・・・
 ・・・などなど


「こころ達人の横顔」をインタビューしてきました。
あなたにとって、カウンセリングやセラピー、ヒーリングがもっと身近になれば幸いです。

- 諸富 祥彦 先生 トランスパーソナル学会 -

   「無理して自分を好きになろうとしないこと」

2008年 01月 5日





今回は、現在明治大学教授であり、「トランスパーソナル学会」会長、「教師を支える会」代表も務めておられる諸富祥彦先生にお会いしてきました。

大学の教授でありながら、大学・公立中学校でのカウンセリング活動や全国での講演活動、マスコミへの出演、手がけた著書は90冊以上にも及びます。豊富な臨床経験としっかりとした理論、そして悩める人達へのやさしい眼差しはまさに、個を超えた(トランスパーソナル的な)生き方の実践者そのもの。

悩むということと、ずっと向き合ってこられた先生に、自分の悩みとどうつきあっていくべきなのか、話を伺ってみました。


「今、『自己実現症候群』みたいなものがあるのではないでしょうか」
インタビュー写真

「どうして心理学の分野に興味を持たれたのですか?」

きっかけは、子供の頃から悩んでいたからです。
そして、その悩みは中学・高校生になっても続きました。

私は、さっさと悩みを解決し、勉強をして、東大にでも行こうと思っていたのに、悩みの方は一向に解決しませんでした。なので、いっそのこと悩みが解決しないなら、「悩みで生きて行こう、悩みについて考えることをやって生きて行こう」と思ったのです。


「悩みから抜け出るきっかけとなったのは何だったのでしょう?」

僕が一番の自己変容を感じたのは大学3年生の時のある体験です。

そこから確実に変わっていきました。

けれど、そういう体験をしたからといって一度でパァーッと霧が晴れるようにスッキリするわけではありません。

仏教用語で、「覚の覚」という言葉があります。

意味は目覚めたことに目覚める。言い換えるなら、自分を見つめる「もう一人の自分」の眼差しに気づき、それを意識しながら生きる、ということです。


「先生の専門分野を教えていただけますか?」

トランスパーソナル心理学と、教育カウンセリングです。

トランスパーソナル心理学というのは、分かりやすく言うと、スピリチュアリティ、すなわち目に見えない世界も含み込んだ心理学です。

これまでの心理学が、測定可能なものに限定して扱ってきたので、いわゆる古今東西の宗教とか、スピリチュアルな伝統が扱ってきたものを除外してきましたよね。

宗教とかスピリチュアルな諸伝統とかが扱ってきたような領域を、あえて対象として、大切にする心理学と言えます。


「今スピリチュアルがブームですが、それと重なるのでしょうか?」

もちろんすごく重なると思います。

ただ、スピリチュアリティというのは、今、江原啓之さんがすごく有名になっていますが、守護霊とか、オーラが見えるとか、そういうことが中心になっていますよね。

そうではなくて、本当のスピリチュアリティというのは、人間を超えた目に見えない世界とのつながりが、人間の生きる根源なのだという立場です。仏教だってキリスト教だって、スピリチュアリティです。

今、日本ではスピリチュアルという言葉が矮小化された形でブームになってしまっている感じがします。

霊能というのは、サイキックという意味です。スピリチュアル=霊能という意味ではありませんから。
スピリチュアルの中にある一つのジャンルがサイキックということです。


インタビュー写真




無理して自分を好きになろうとしないこと


「最近<自己実現ができていない、満足感がない>という人が増えています。」

今、自己実現しなきゃという、「自己実現症候群」みたいなものがあるのではないでしょうか。

いわゆる成功というイメージがあって、そのイメージを生きられないと、自分はダメなんだと思い込む。

100人中5人しか実現できないような生き方を自己実現と呼んで、それができていないと、何か自分が欠けているような、損をしているような感じになってしまう所があるのではないでしょうか。

特に女性に対してはそういう印象を持っています。30代の女性などは、キャリアウーマン、専業主婦、どちらを選んでも負け犬っぽい雰囲気がありますよね。

そしてその両方を選択した人は、援助の体制がないと超多忙となり、自分の為に生きているという実感が感じられなくなる。

彼女達が、満たされていないという思いに陥りやすいのは、一方では、いわゆる社会的な自己実現を、また一方ではいい奥さん、いいお母さんになることを求められ、これらを全部やらないと何か欠けてしまっているよう感覚を持ってしまうから。

時代の端境期だからですね。今価値観がシフトする時で、古い価値観も残っていて、新しい価値観もあるから、どっちも満たさなければいけないと思ってしまうと、どっちもやらないとパーフェクトではないみたいな、辛い時代です。

男性も、終身雇用があったらいいのにと思うけれども、今はもう能力主義みたいになってしまって、自由に働く人が出てきた半面、恐々としながらやっている人も多いです。

だから鬱の人がこんなに多くなるのでしょうね。


「先生にとって幸福とはどういうことですか?」

幸福は、求めたら逃げていきます。

幸せになろうと思って求めていったら、まだ足りない。むしろ本当の幸せというのは、幸せになろうとして手に入るものではなくて、自分というものを忘れて、自己忘却している時の事ではないでしょうか。

幸福と自己忘却は、セットだと僕は思うのです。本当に幸せな時というのは、幸せになろうなんて思っていない。幸せではないから幸せになろうと思うのであって。

「本当に満たされているなあ」「幸せだなぁ」、としみじみ感じる時は、そんなに幸せになろうとしていませんよね。幸せとは何かを考えません。我を忘れて、それを楽しんでいるのです。

だから逆に、幸せのためにこれが必要だと、ガツガツし始めたら、足りない所ばかりが見えてきて、不幸になってしまう。

「幸福のパラドックス」というのは、幸せは求めれば求めるほど逃げていく、というからくりです。


「先生は孤独の大切さを訴えると同時に、支え合いのネットワーク作りにも力を注いでおられますね」

トランスパーソナル学会もそうですが、その他に「気づきと学びの心理学研究会<アウエアネス>」という研究会を作っています。

これは宗教ではない所で、アウエア(気づき、覚醒)を目指す人達の、ゆるやかなネットワークができたらいいなという思いで作りました。

気づきと学び、深い自己成長のための、たのしく勉強できるワークショップを年に数回、開催しています。

カウンセラーの方、カウンセラー志望の方の他、教師の方、医療関係の方、そして、自分をより深く、より自分らしく生きようとしている一般の方々もたくさん参加しています。

参加希望の方は、私のHP「諸富祥彦のホームページ」 をご覧いただくか、
「アウエアネスへのメール」 にてご連絡ください。

宗教でもいいのですけど、今はそこに入れない人達もたくさんいるでしょう。

ここでは特定の教義を信じなくてもいいし、お布施もしなくていいし、勉強会に参加してもらって、お互いが自分の心に耳を傾けあえるような、つながりを目指しています。

アウエアネスへの旅を自分一人で頑張るというのは、なかなか難しい。

今の日本人の場合、まだ誰かに頼って、すがって生きていこうとする所があります。

そうではなく、自立しつつも、自らの魂の覚醒を目指していくという学びを、普通の人が、お互いに支え合っていく、そのきっかけとなるようなネットワークをこれからも作っていきたいと思っています。

そして僕はもう一つ、「教師を支える会」というネットワークも作っています。

学校の現場では、学級崩壊、いじめ、不登校生徒の増大、学力低下など問題は山積みでまさに「教師受難の時代」です。体調不良や、鬱病で、休職あるいは退職に追い込まれる先生も少なくありません。

現在は1ヶ月に一度、教育関係者の為のグループカウンセリングとコンサルテーションを行っています。


「自分が悩んでいるから心理関係の仕事をしたいという方も多いと思いますが、それについてはどう思われますか?」

それを否定する人も多いのだけれど、僕はそうは思いません。僕もそうだったし(笑)。

人の内面性を見つめるということは同時に、自分の内面性を見つめることであり、それはどこかで自分がきつくなるということが当たり前に起こってきます。

たとえ自分の問題が100%解決していなかったとしても、それに振り回されないだけの距離がしっかり取れているかどうかという所が、鍵になるのではないでしょうか。

そうでないと相談に来た人を犠牲にしてしまいますから。


「最後に、現在悩んでいる人に対して、一言お願いします。」

無理して自分を好きになろうとしないことですね。

そういう時は、自分を励ますと余計落ち込んでしまうから、自分の中の落ち込みとか、疲れとか、モチベーションの低下を認めてあげること。無理にモチベーションを上げようとしなくていい。

一生懸命頑張りすぎないのが一番です。

好きになれないなら、なれないでいいので、自分のことを好きになれない自分をあるがままに受け止めていく。自分なんか死んでしまえば良いのにと思っている自分を、ただそのまま認めていく。この連続だと思います。

今、自己実現とか、ポジティブシンキングとか、好きな人多いですよね。ポジティブシンキングというのは、逆にネガティブなのです。

何故かと言えば、前向きになれない自分はダメだと、自分を認めていないですよね。どんな自分も、自分の大切な一部として、自分なりに認めていく事がまず一番大事だと思います。



<編集後記>

先生のお話を伺って、スピリチュアル、自己実現、孤独、幸福について改めて考えるきっかけになりました。

自分のマイナス感情を認めてあげること、それは弱いようでポキッといかない強さになる。

孤独を知れば知るほど、人とのつながりの大切さがわかる。

「どんな人生にも意味がある」。フランクルのこの言葉を、ギリギリの所にいる人達、傷ついた人達へ、熱い思いと共に様々な形で発信している先生の活動は、もはやカウンセラーという立場を凌駕しているように感じました。



次回号「カウンセラーは、絶対答えを与えてはいけない」→

←前回号「気配りは言葉配り。言葉でのおもてなしを大切にしたい。」


インタビューTOP(目次)

-ご案内- 諸富 祥彦 先生 トランスパーソナル学会


諸富 祥彦(もろとみ・よしひこ) 明治大学教授、日本トランスパーソナル学会会長

日本トランスパーソナル学会は、「トランスパーソナル」(個を超える)という考えに関心を抱く人々が集い、 研究活動や情報の交換、一般社会への普及活動、海外をも含めた研究成果の発表や紹介などを行います。
この学会は、特定の学問領域に限定された学会ではなく、様々な学問の境界を越えた学際的な学会です。   
また、学者のための閉ざされた学会ではなく、「トランスパーソナル」という考えに共鳴し、オルタナティヴな個人の 生き方や社会の在り方に関心を抱く一般の方々が自由に参加し、お互いの実践や思いを交換し合える場作りも目指していきます。


諸富祥彦のホームページ

http://morotomi.net/


日本トランスパーソナル学会 公式サイト

http://www.ne.jp/asahi/jta/akss/


教師を支える会

http://sasaeru.my.land.to/


<諸富 祥彦先生の著書>

cover
カール・ロジャーズ入門−自分が"自分"になるということ


cover
ロジャーズが語る自己実現の道(ロジャース主要著作集)


cover
「孤独」のちから

cover
ケッコン構造改革のススメ!






インタビュアー:奥原菜月

奥原菜月    フリーライター、占い&カウンセラー(奥原朱麗)として活動中。
夫と子供2人、犬1匹で横浜に生息中。

占い・カウンセリング・開運などをメインにしたブログ
『占いカウンセラー朱麗のまったり開運日記』

HP:アストロ・ハーティ「朱麗の占いカウンセリングルーム」
  
インタビュアー:中澤敬子
 
中澤敬子    仕事に挫折し、離婚の危機、子育ての悩みからカウンセリングに興味を持つ。

様々な手法を学び、現在は千葉県市川市にてカウンセリングルーム 「イマージュ」を開設。
2児の母親。

HP:「イマージュ」


インタビュアー:脇坂奈央子

 
脇坂奈央子 『道開きの心理士』 ……本来のあなたの道を開く、お手伝いをします。

ブライアン・ワイス博士直伝の、プロフェッショナル・ヒプノセラピスト。
前世療法・年齢退行療法を中心に、ニーズに応じた各種心理セラピーを施療。

心理士(BA)、統合心理セラピスト、
NGH認定ヒプノセラピスト、
心理カウンセラー、認定キャリアコンサルタント、
代替療法セラピスト(レイキティーチャー)
HP:ワイス博士直伝の前世療法・心理セラピー★ラポール
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