| 今回のインタビューは、株式会社マイルストーン代表取締役で、自己表現コーチ&コンサルタントの水野浩志(みずの ひろし)先生です。 水野先生は、ご自分の体験を活かし「苦しむことなく悪習慣からサヨナラする」プログラムを発表。悪習慣への依存をやめて、自分を確立させるためのサポートをしています。また、自己表現に焦点を当て、高品質セミナー作成講座などで、講師のためのカリスマ講師とも言われています。 軽妙な語り口が持ち味の水野先生の、意外な過去のお話、どん底状態からの転換、自分を深く掘り下げていく姿勢など、現在の先生の土壌となった経験、熱い思いなどについて伺いました。 |
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「世の中に価値を提供する人間になろう」
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![]() 「この仕事をする前は、どのようなお仕事をされていたのですか?」
映像専門の制作会社、コンピュータ業界、小売店の掛け持ち店長などを経験しました。掛け持ち店長の仕事では、へとへとに疲れてしまって、辞めた後、アルバイトもする気になれずパチンコで3か月くらい生活していた頃がありました。 パチンコでは、自分が何か価値を提供したわけではないですよね。だからお金を受取るプロセスが全然楽しくなかった。それで、「俺は世の中に価値を提供する人間として社会に参加していこう!」と決めたのです。そして、なぜか漠然と社長になろうと思ったのです。 「社長になるのだったら財務関係は大事だろうから、簿記の勉強してみよう」と思い、失業保険をもらいながら勉強できる職業技術専門校に入り、卒業後、会計事務所に就職しました。 会計事務所に勤めて5年経って、35歳になった時に独立したいと思いました。 当初は、当時はITバブルだったということもあって、サーバーのレンタル事業を手始めにやろうと考えました。そして、1千万円を借りて2000年36歳のときに起業しました。 当初は、友人2人に手伝ってもらい会社を始めたのですが、わがままな性格が災いして、人間関係の構築がうまくいかず、その2人ともうまくコミュニケーションが取れなかったのです。 最終的には、事業を継続するのも難しくなってしまい、2002年の初めに事業をたたみました。 「今のお仕事をしようと思ったのはいつ頃なのですか?」
実は独立したいと考える前から、本当は、やったこともないのに、セミナーとか講演活動とかをしたいと思っていたんですね。 なぜかというと、物凄く自己重要感が強かったのですね。人に認められることで自分の自己重要感を満たしたかったのです。 ただ、そういうことをやりたいんだと人にボソッと言うと、「でも今のお前に何ができるの?」と言われて、「そうだよな」と。「今はなにも偉そうなこと言えないよな」と。 でも、いつかはやってみたいことだとは思っていたので、会社設立の時、登記簿の目的欄というところに、「講演会シンポジウム、セミナー等の開催」と書いておきました。ここにこう書いておけば、セミナーや講演を将来開催するときも、問題なくできますから。 「サーバーレンタル会社をたたんだ後はどうなさったのですか?」
その後、落ちぶれた人間が更にうまくいかないパターンを一通りやって、引きこもり状態ですよね。それでまた、しばらく離れていたパチンコも始めるようになり、タバコも1日に3箱、酒は毎晩ボトル1本・・・。 しばらくはそんな生活も続きましたが、徐々に「このままではだめだ」という気持ちが大きくなってきまして。 そこで、そんな自分を何とかしようと思い、まず自分自身をどう変えていくか。今できることにまず粛々と取り組んでいこうと考えたのです。ここが自分の人生の大きな転機だったと思います。 「何か気づくきっかけがあったのですか?」
もちろん、引きこもっていた当初から、「このままではだめだ」とは思っていました。そして、一応いろいろと足掻いてはみたんですよ。でも、やることなすことうまくいかなかったので、八方ふさがりになってしまったんです。 その時、今までの行動を思い直してみると、自分の外側の環境を変えようということに対してはいろいろやってみたものの、自分自身を変えていく、ということについては、全くやったことがなかったことに気がついたんですね。 そこで、自分自身を変えるということで、今できることからやっていこうと思い直し、まずタバコをやめることにチャレンジしてみようと考えました。 恥ずかしい話ですが、それまで、人をコントロールしようと思ってコーチングやNLPを勉強していました。そうやって、自分が置かれている環境の方を一生懸命、力技で変えていこうとし続けていたんですよね。でも、結果的には全然ダメだったんですよ。 そこで、自分に対してそれらを使ってみようと思ったのが、変化の第一歩だったのです。 1週間、自分とコミュニケーションを取って、タバコをピタッとやめました。 忘れもしない、2002年9月1日のことでした。 根性なし、忍耐力なしということを自覚している自分が、本当に忍耐も根性も使わないでやめられたので、これは凄いと感じました。 自分の禁煙体験を人に伝えたら喜ぶ人がいるかもしれないと思い、「らくらく禁煙、タバコをやめて人生に成功する法則」というメールマガジンを発行し始めたのが、今の仕事につながる第一歩ですね。 「初めて開催したセミナーはいかがでしたか?」
初のセミナーを行ったのは、禁煙に成功してから半年ほど経った、2003年4月24日です。 その時は友人ばかり8人が参加してくれました。一人5000円で来てもらったのですが、初めてということもあって、非常に緊張してしまい、参加者の前に立つことが怖くなってしまったんですね。で、最初から完全に逃げ腰の状態で2時間半のセミナーをやりました。 もう、当然ながら結果が出ない。会場も冷めきっていて、アンケートには、それはもう、露骨にひどいことを書かれてしまいました。その時の私は、今ほど図々しくなかったので、どん底まで落ち込んでしまい、帰ってからすぐ布団にこもり、三日三晩そこから出られませんでした。 でも、この仕事をやると決めた以上、ここから元には戻れない。タバコ、酒、ギャンブルにのめり込んでいた時か、それよりもっと下に行ってしまうに決まっている。 だから、やるしかないと思って3日後に布団から這い出て、2回目のセミナーは、ワンコインセミナーで500円から出直しました。
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