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あなたのそばにいる「こころ達人の横顔」 インタビュー集


カウンセラーやセラピスト、セミナー講師など「こころの現場の最前線」で活躍されている方の横顔を紹介します。

 ・カウンセラーってどんな人なの?
 ・カウンセリングって、どうやって受けるの?
 ・私も将来カウンセラーになりたいのですが・・・
 ・・・などなど


「こころ達人の横顔」をインタビューしてきました。
あなたにとって、カウンセリングやセラピー、ヒーリングがもっと身近になれば幸いです。

- 水野 浩志 先生 マイルストーン -

   「受講者の結果保証を徹底的にやる」

2008年 04月 26日





今回のインタビューは、株式会社マイルストーン代表取締役で、自己表現コーチ&コンサルタントの水野浩志(みずの ひろし)先生です。

水野先生は、ご自分の体験を活かし「苦しむことなく悪習慣からサヨナラする」プログラムを発表。悪習慣への依存をやめて、自分を確立させるためのサポートをしています。また、自己表現に焦点を当て、高品質セミナー作成講座などで、講師のためのカリスマ講師とも言われています。

軽妙な語り口が持ち味の水野先生の、意外な過去のお話、どん底状態からの転換、自分を深く掘り下げていく姿勢など、現在の先生の土壌となった経験、熱い思いなどについて伺いました。


「世の中に価値を提供する人間になろう」
インタビュー写真

「この仕事をする前は、どのようなお仕事をされていたのですか?」

映像専門の制作会社、コンピュータ業界、小売店の掛け持ち店長などを経験しました。掛け持ち店長の仕事では、へとへとに疲れてしまって、辞めた後、アルバイトもする気になれずパチンコで3か月くらい生活していた頃がありました。

パチンコでは、自分が何か価値を提供したわけではないですよね。だからお金を受取るプロセスが全然楽しくなかった。それで、「俺は世の中に価値を提供する人間として社会に参加していこう!」と決めたのです。そして、なぜか漠然と社長になろうと思ったのです。

「社長になるのだったら財務関係は大事だろうから、簿記の勉強してみよう」と思い、失業保険をもらいながら勉強できる職業技術専門校に入り、卒業後、会計事務所に就職しました。

会計事務所に勤めて5年経って、35歳になった時に独立したいと思いました。
当初は、当時はITバブルだったということもあって、サーバーのレンタル事業を手始めにやろうと考えました。そして、1千万円を借りて2000年36歳のときに起業しました。

当初は、友人2人に手伝ってもらい会社を始めたのですが、わがままな性格が災いして、人間関係の構築がうまくいかず、その2人ともうまくコミュニケーションが取れなかったのです。

最終的には、事業を継続するのも難しくなってしまい、2002年の初めに事業をたたみました。


「今のお仕事をしようと思ったのはいつ頃なのですか?」

実は独立したいと考える前から、本当は、やったこともないのに、セミナーとか講演活動とかをしたいと思っていたんですね。

なぜかというと、物凄く自己重要感が強かったのですね。人に認められることで自分の自己重要感を満たしたかったのです。

ただ、そういうことをやりたいんだと人にボソッと言うと、「でも今のお前に何ができるの?」と言われて、「そうだよな」と。「今はなにも偉そうなこと言えないよな」と。

でも、いつかはやってみたいことだとは思っていたので、会社設立の時、登記簿の目的欄というところに、「講演会シンポジウム、セミナー等の開催」と書いておきました。ここにこう書いておけば、セミナーや講演を将来開催するときも、問題なくできますから。


「サーバーレンタル会社をたたんだ後はどうなさったのですか?」

その後、落ちぶれた人間が更にうまくいかないパターンを一通りやって、引きこもり状態ですよね。それでまた、しばらく離れていたパチンコも始めるようになり、タバコも1日に3箱、酒は毎晩ボトル1本・・・。

しばらくはそんな生活も続きましたが、徐々に「このままではだめだ」という気持ちが大きくなってきまして。

そこで、そんな自分を何とかしようと思い、まず自分自身をどう変えていくか。今できることにまず粛々と取り組んでいこうと考えたのです。ここが自分の人生の大きな転機だったと思います。


「何か気づくきっかけがあったのですか?」

もちろん、引きこもっていた当初から、「このままではだめだ」とは思っていました。そして、一応いろいろと足掻いてはみたんですよ。でも、やることなすことうまくいかなかったので、八方ふさがりになってしまったんです。

その時、今までの行動を思い直してみると、自分の外側の環境を変えようということに対してはいろいろやってみたものの、自分自身を変えていく、ということについては、全くやったことがなかったことに気がついたんですね。

そこで、自分自身を変えるということで、今できることからやっていこうと思い直し、まずタバコをやめることにチャレンジしてみようと考えました。

恥ずかしい話ですが、それまで、人をコントロールしようと思ってコーチングやNLPを勉強していました。そうやって、自分が置かれている環境の方を一生懸命、力技で変えていこうとし続けていたんですよね。でも、結果的には全然ダメだったんですよ。

そこで、自分に対してそれらを使ってみようと思ったのが、変化の第一歩だったのです。

1週間、自分とコミュニケーションを取って、タバコをピタッとやめました。
忘れもしない、2002年9月1日のことでした。

根性なし、忍耐力なしということを自覚している自分が、本当に忍耐も根性も使わないでやめられたので、これは凄いと感じました。

自分の禁煙体験を人に伝えたら喜ぶ人がいるかもしれないと思い、「らくらく禁煙、タバコをやめて人生に成功する法則」というメールマガジンを発行し始めたのが、今の仕事につながる第一歩ですね。


「初めて開催したセミナーはいかがでしたか?」

初のセミナーを行ったのは、禁煙に成功してから半年ほど経った、2003年4月24日です。

その時は友人ばかり8人が参加してくれました。一人5000円で来てもらったのですが、初めてということもあって、非常に緊張してしまい、参加者の前に立つことが怖くなってしまったんですね。で、最初から完全に逃げ腰の状態で2時間半のセミナーをやりました。

もう、当然ながら結果が出ない。会場も冷めきっていて、アンケートには、それはもう、露骨にひどいことを書かれてしまいました。その時の私は、今ほど図々しくなかったので、どん底まで落ち込んでしまい、帰ってからすぐ布団にこもり、三日三晩そこから出られませんでした。

でも、この仕事をやると決めた以上、ここから元には戻れない。タバコ、酒、ギャンブルにのめり込んでいた時か、それよりもっと下に行ってしまうに決まっている。
だから、やるしかないと思って3日後に布団から這い出て、2回目のセミナーは、ワンコインセミナーで500円から出直しました。


インタビュー写真




受講者の結果保証を徹底的にやる


「出版なさったきっかけは何ですか?」

セミナーや教材販売などをやっていこうと、サイトを作って告知などをしているうちに、それを出版社の人が見つけてくれ、「面白いコンテンツをお持ちですけども、本を出してみませんか」という話になり、『「やめたいのにヤメられない!」がスパッとやめられる10秒日記』の出版となったのです。


「出版することで何か影響はありましたか?」

初めのうちは出版できると浮かれていたのですが、知り合いの一人から、「水野さん、こういう本を書くとメンタル的に弱い人たちからどんどんまとわりつかれるよ、大変なことになるよ」と脅されてしまいました。

それは自分の本意ではなかった。もっと前向きな人たちと付き合っていきたい、と思ったので、この本のテーマから離れて、文章セミナーなどの自己表現系のセミナーに、自分の活動をシフトさせようと思ったんですね。

しかし、それが良くなかった。軸足が揺らいでしまい、2,3ヶ月迷走してしまったんですね。

で、もう一度考え直してみると、今の自分は本を出しただけで、この本を読んだ読者に対して何の責任も取ろうとしていなかったことに気づいたんです。

そこで、この本に関するセミナーを定期的にやっていこう、そして、受講者に対して必ず100% の結果を追い求めていこうと考えました。そのためには、数、経験が必要だから、週に1回セミナーをやろうと思い立ったのです。それが、2004年の4月に入ってからのことです。


「セミナーの質を高めるのには何が必要でしょうか?」

私が思うには、受講者の結果にフォーカスするのが甘い人が多いと思うのです。私はセミナーなどで「最後まで付き合います」と宣言しています。結果が出るまでは一緒にがんばっていきましょうと。そういう意味では生涯保証の看板を挙げていますから。

それが自分の受講者に対して取るべき責任ではないかと思っています。これもお金を取れるかどうかの1つのラインなのかもしれませんね。
売りっ放しじゃダメなのです。アフターケアしないと。


「すべての受講者に対して責任を持つというのも大変な時がありませんか?」

もちろん、勝手な言い分をぶつけたり、やってみてと言ったことをやりもしなかったり、単に興味本位で聞いてくるだけだったりということに対しては、叱ったりもするかと思いますが。

でも、こっちの都合で面倒見切れないからと切る姿勢は見せない、意識も持たない。受講者の結果保証を徹底的にすべきだと思います。

そういう風に腹をくくってから、短期間で結果が出るパーセンテージが飛躍的に上がりました。
だから、実際にいつまでも面倒見なければいけないというような大変さは、実際にはなくなってきて、結果的には楽になりましたね。

成果が出るかどうか怖がって、結果保証をしないと、自分の能力さえ磨けなくなってしまいます。そちらの方が、私は怖いですね。

自分自身のイメージでは、生徒たちが大きくなってもずっと付き合っていく、教師のようなアイデンティティを持っています。金八先生だって、いつまで経っても、最初の教え子と付き合ったりしているじゃないですか。あんな感じで行きたいなあ、と思っています。

でも、これは、セミナー講師だけでなく、どんな仕事の人たちも、そういうアイデンティティが必要なんじゃないかと思うのです。「一生の付き合いをする」と、そう最初から覚悟してしまい、そのつもりでビジネスに取り組む方が、ずっと楽に仕事ができると思います。


「今は、企業研修もしていらっしゃいますね?」

昨年の3月に、たまたま「高品質セミナー作成講座」に参加してくれた人が、企業研修の講師を探しているということで始めました。

リーダーシップと問題解決の2つの切り口から、自分にふりかかってきた問題をどう具体的に解決し乗り越えるかという、オリジナルの問題解決手法をお伝えしています。


「なぜ水野先生がリーダーシップ研修の講師を頼まれたのでしょう?」

私は「高品質セミナー作成講座」という講師向けの効果的なカリキュラムを作っていくセミナーや、悪習慣改善のセミナーで、来てくれた人が行動の一歩を踏み出していくという結果中心のセミナーをやっていたのです。

企業研修の声をかけてくれた人が、「水野さんはリーダーシップ研修ができる」と言ったのです。「えっ、なぜ? 転職をさんざんして、部下を抱えて仕事をしたこともないし、リーダーシップとはほど遠い世界でしか生きてきていないのに」と応えると、

「違うんだよ。こうやって講師として人前に立って、一日で結果を出すという形の行動に結びつけているでしょう? それはリーダーシップがなければ絶対できないことなのだから」と言われたのです。なるほど、そういう考えもあるのかと思い、それなら自分もできるのかもしれないな、と自信を持つことができました。


「リーダーシップ研修とはどんなことをするのですか?」

そもそもリーダーシップは人の上に立った時に初めて学ぶものではなくて、自分自身に対してリーダーシップを発揮できるようになるところからスタートするのではないかと思っていました。

自分自身を律して悪習慣から脱することができたということは、自分に対してのリーダーシップ(セルフリーダーシップ)を発揮したということになります。

自分自身をどうやってモチベーション高くコントロールし、行動していくかということが、今の研修のベースになっています。


「講座の中で失敗してしまった経験はありますか?」

もちろんたくさんあります。それこそ、ここでは語りきれないくらいたくさん。
最初のセミナーなど、まさに失敗の中のベストワンですよね。
でも、失敗は自分を育ててくれますから、個人的にはとてもいいことだと思っています。

だから、うまくいった理由が明確でない時など、そのやり方の一部を崩してみて、あえて失敗するかもしれないことにチャレンジすることもありますね。そうすることで、なぜうまくいくのか、ということ、どのポイントが失敗の要因になるのか、ということが細部までよくわかりますから。

このように、失敗を好意的に受け止め、そして100回失敗しようと思えるようになったら、たいていの失敗なんて怖くない。そうすると、100回失敗する前に、それなりの結果が出てしまうんですよね。

そして、私のような仕事は、こういった失敗を自分のクライアントさんに提供できるわけですから、たくさん失敗しておいた方が得ですよね。失敗は財産です。


「これからの活動内容について教えてください」

「高品質セミナー作成講座」はカリキュラムの作り方をもう少し深掘りした内容にしていきます。1つのテーマを複数の切り口に展開する考え方、しかも本質論をしっかり押さえた形で展開する、それをメソッド化している最中です。これが講師向け教師向け活動です。

ビジネスパーソン向けは、メインは企業研修。他に公開研修を今年の後半からやります。問題解決手法などですね。あとは個別にコンサルティングをやっていきます。


「将来実現したいことはなんですか?」

子供から「こんな大人になりたい」と尊敬される社会人を1人でも多く生み出すこと。
自分の実践してきたことを中心に、体感ベースで伝えていきたいですね。

そしてありきたりかもしれませんが、学校を作りたいです。社会人教育をやっていると結局は幼児教育、学生教育をなんとかしないと、ということになってくるのです。

専門学校の講師をやっていて分かるのは、子供たちはきちんとした大人と会う機会が無い。尊敬できる大人がいない。いるとしてもせいぜいブラウン管の向こう側なんです。 「ビジネスとは人生を楽しむもの」ということをリアルに伝えてくれる大人がいないのです。

今、社会と教育が切り離されていますね。それを繋ぐ必要があると感じています。
社会に出て行く子供たちが、社会に貢献できるような人になれるような学校を作りたいです。

そうすると日本という国が良い流れになるのじゃないかなと思います。
きちんとした価値観を伝えてあげられる大人がいる学校を作りたいですね。



<編集後記>

実は、通常のインタビューの倍以上お話しいただきました。
それがちっとも長く感じなかったのは、さすが講師のための講師と言われる水野先生。 言葉だけでなく、あふれる熱意を素直に感じさせていただきました。

個人的に印象に残ったのは、「自分を変える」「今できることに粛々と取り組む」
「自分に欠けているものを必ず振り返る」という姿勢でした。
「悪意無く人を不幸にしている人がいる」という言葉も、心を扱う仕事をしているものとして、しっかり胸に刻みたい言葉です。

明るいキャラクターの中に、理系の理論・実践・検証を基に、
一歩一歩階段を上がってきて、これからも一歩一歩上がっていくのだろうと
感じさせる安定感を見出しました。

特にモチベーションをアップしたい、維持したい方は、
ぜひ一度、水野先生に直接会ってみていただきたい、そう思います。



次回号「その人のエッセンスを輝かせ、魅力を生かすお手伝い」→

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インタビューTOP(目次)

-ご案内- 水野 浩志 先生 マイルストーン


水野 浩志(みずの ひろし) 株式会社マイルストーン 代表取締役

NLP(神経言語プログラミング)及びコーチングを自らに適用することで、悪習慣脱出に成功。その体験を体系的プロセスにまとめ、2003年11月に著書「やめたいのにヤメられない!」がスパッとやめられる10秒日記(大和出版)を上梓。

 その後、行動改革セミナーや文章作成等の自己表現セミナーを自社開催し、具体的な成果を出して好評を博す。特に行動改革セミナーでは、受講者の8割が48時間以内に自ら決めた新しい行動習慣を自発的に起こし、1ヵ月後時点での新習慣の定着率は50%を超える。  

 また、自社開催セミナーと平行して、著者、コンサルタントを中心に、セミナーや講演、プレゼンテーション、教育カリキュラム等の構築コンサルティング業務を行う。理論的なコンテンツ構築手法に加え、心理学および映画・演劇のドラマツルギーの手法を融合させた独自のメソッドが評判を呼び、コンサルティングに携わったコンテンツは30本以上、構築したセミナーの延べ時間数は350時間以上に及ぶ。

 2005年より、セミナー構築メソッドを体系化させた「高品質セミナー作成講座」を定期的に開催。参加者が1年間で100名を越え、初心者はもとより、大学の助教授、プロの研修講師、大手コンサルティング会社等、話のプロフェッショナルも多数受講している。

 自身の経験・体験から導き出した手法を、ロジカルかつエモーショナルに伝えることで、参加者を行動に駆り立て成果を出させるセミナーを行うことが信条。


株式会社マイルストーン ホームページ

http://www.sp.m-stn.com/

燃えるセミナー構築士 水野浩志の日記

http://plaza.rakuten.co.jp/nosmoke/


<水野 浩志先生の著書>

cover
「やめたいのにヤメられない!」がスパッとやめられる10秒日記

 





インタビュアー:奥原 菜月

奥原菜月    フリーライター、占い&カウンセラー(奥原朱麗)として活動中。
夫と子供2人、犬1匹で横浜に生息中。

占い・カウンセリング・開運などをメインにしたブログ
『占いカウンセラー朱麗のまったり開運日記』

HP:アストロ・ハーティ「朱麗の占いカウンセリングルーム」
  
インタビュアー:朝比奈 凛香

朝比奈凛香   
セミナー講師。
コーチング・コミュニケーション・プレゼンテーション・ビジネス
マナーなどのセミナーを提供している。ラシャンス代表。

あなたの「素敵」引き出します :
http://ameblo.jp/lachance/


インタビュアー:岩田 広美


岩田広美 埼玉県川越市に夫と高校生の息子と3人で在住。(出身は福島県)
カウンセリングと女性学を融合した女性心理学専門のカウンセリングを実践中。
現在、自治体の女性相談員と同時に民間カウンセリングルーム
「川越女性専門相談室femme」(femmeは仏語で女性の意)を4人の
仲間と開設し、NPO法人教育ルネッサンスにて不登校・引き込もり
者対応の主席カウンセラーを務める。
「好奇心がいっこうに衰えず、素敵な出会いはまだまだあると確信し大いに期待!」
HP:「川越女性専門相談室femme」
  


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