今回のインタビューは、「インフォプレナーズジャパン株式会社」の 道幸 武久(どうこう たけひさ)先生です。 ベストセラー『加速成功』で、センセーショナルに登場した カリスマ・ビジネスプロデューサーの道幸武久先生。 「自分スタイルの成功」を伝える人気セミナー講師でもあります。 「加速成功実践塾」で多くの成功者を世に送り出してきた先生が、 最強のメンタルトレーニング「リアル不動心セミナー」をスタートされると お聞きし、 その独自のアプローチ法と、新セミナーに寄せる熱い思いを 伺って参りました。 |
「リアル不動心」で、自分らしく成功する! |
![]() 「先生は、小さい頃はどんなお子さんでしたか?」
おとなしくて内気でしたね。積極的じゃないですし、スポーツもあまり得意じゃなかった。特に目標もなかったし。今、自己判断すると軽いうつだったんじゃないかなと。先に展望もなかったですし、自分が楽しめるものがなかったんですよね。 その頃は別に会社やろうなんて思ってもいないですし。稼いでいる人は悪い事してるくらいに思っていましたから。 「では、変わられたきっかけが何かおありなのですか?」
三流の大学に一浪して入ったんですけど、第二語学でブラジル・ポルトガル語というのを選択したんですよ。単位を取るのが楽だって聞いたので、それを選んだんです。そうしたらすごく厳しい先生に代わっていたんですよ。 留年になったらまずいなって思って、試験の3日前に一生懸命勉強したら、結構高得点で、いきなりブラジル行けっていう指令が大学から来て、それで留学になっちゃったんですよ。ブラジル・ポルトガルに交換留学です。 ブラジル行くとあっちはポルトガル語で、コミュニケーションが大変じゃないですか。でも、一応授業受けるし、皆仲良くしてくれて、それで性格がオープンになったり、何か自信がつきましたね。10か月間で帰ってきた時、性格が変わっていました。 「ブラジルに行かれて、いかがでしたか?」
僕の中では、自分は三流大学しか入れなかったっていうセルフイメージの暗示があったんですよ。 ところが、ホームステイさせてくれた先輩が、あちらで社員400人位使っているすごく成功した方で、東大とか慶応とか出た三菱商事とか三井物産とかの人や現地の社長の人が、ペコペコしているんですよ。パラダイム・チェンジが起きましたね。 「その方は、大学の先輩だったのですね?」
私の大学を中退してあちらに移住して成功した方で、その方は大成功して、経済的にも豊かになってOB会も全部面倒見て、私みたいな留学生も受け入れるし、先輩達も面倒見られるし、施設のブラジル人の面倒も見てるし。 その先輩を見て初めて、自分の大学でも成功できると思えたのです。 その先輩がナポレオン・ヒルの成功哲学を勧めてくれたんです。イメージした通りになるんだとか、恵まれない子を援助していて、こういう事が大事なんだとか、そういう成功のベースみたいなものが私の土台に入りましたよね。ラッキーでした。 親から自立した瞬間なんですね。イメージで夢が叶うとか、恵まれない子の面倒をみるべきだとか普通の親は言わないじゃないですか。 そういうのがどんどんどんって入って、その方は家も大きかったですし、お手伝いさんも一杯いて、車も一杯あって、クルーザーとかもあったんですよ。20歳の僕にはその形が分かりやすかったから尊敬できちゃいましたね。 パワーを持つってすごいんだなって、その瞬間自分のモチベーションのスイッチが変わりましたよね。成功したいって内側から出てきたっていうか。 「その方のようになりたい、成功したいという思いが湧いてきた?」
なりたいと思うようになりました。ただ同時に、なれないだろうという壁もあったんですよ。この人は能力と運が特別だろうと。能力が違うという思い込みがあった。だから、その時に「この本を読めば成功するよ」って言われた本が人生のバイブルになったんですよね。 これはナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』っていう有名な本なんですけれど、「あっすごいな」って思いましたね。 「日本に帰られて、もうセルフイメージは変わっていらした?」
前よりは格段に上がりましたね。10か月異国で過ごせたっていう事と、イメージしていなかったことが実現できた事で。 帰って来て、更にもう一人メンターと出会ったんです。大学のゼミの恩師が伊藤忠商事にいた方で、その方が「成功六ヶ条」というのをくれたんですよ。それとナポレオン・ヒルがリンクしたんです。 二人の成功者が同じ事を言ってるというのがバチーンと入って、ダブル暗示が入ったというか、ガーンと衝撃が来たんですよ。 「大学を卒業する頃はいかがでしたか?」
大学はまた流れが良くなって、先生から首席で出られるんじゃないかと言われて欲望が出てきて。これは首席で出たいと。成功体験が欲しいと思ったんですね。 就職活動では、就職難の時だったんでうちの大学は苦戦したんですが、僕は10何社か内定を取ったんですよ。就職活動でうまくいったのと、首席を取れたので成功のサイクルがありましたよね。 昔のネガティブな自分から、一貫してポジティブに自分を信じられるようにセルフイメージが高くなったっていうところにいきました。 「その時はどういう人生設計でいらしたのですか?」
その時はまだ独立志向もなくて、証券会社で偉くなって40代で取締役になろうと。なったら人生ゴールだというイメージがあって、それをいつもイメージしていたんですよね。でも1年で辞めちゃうんです。 「それはどうしてですか?」
営業成績は良かったんですけど、お客さん284人位開拓したんですが、皆、株で損させたんですね。会社では評価されるんですよ。でもお客さんからは罵声を浴びせられるんですね。それで、トラウマになってきて、またうつですよ。 そうしたら、こういうアップダウンする仕事は向かないなっていう暗示、また暗示ですよね。で次にまた違う会社に転職しちゃうんです。次は営業っていうキーワードで転職しました。 「その後はどんな風に?」
そこで出世してマネージャーになるんですよ。25歳で部下50人位で、インセンティブが付いて1,000万年収取って。でもそこは下剋上の世界で、人を蹴落としたり、のし上がったりする世界だったんですね。 成功感はあるけど不安で一杯なんですよ。愛のない組織ですから、もう戦国時代なんですね。部下に教えながらも本当のノウハウを教えられない自分がいて、またセルフイメージが下がっていくんですよ。 その時にまた第三の恩師が出てくるんです。クリスチャンで、自己啓発で日本一の集客をしている先生の所のセミナーに行くんですよ。その人はクリスチャンで愛があったんです。よく考えたら成功哲学の作者は全部クリスチャンなんですよね。 それで愛って素晴らしいなって思って。そうしたらその先生がすかさず僕の事を引き抜いて、その会社に転職することになるんですよ。その先生のセミナーの営業の仕事です。 でも、そのセミナーを沢山売っても、今度はインセンティブはもらえない。要は、お金じゃなくて愛で働きなさいっていう会社で、社長は儲かっているけど、社員は愛で固定給。そこで3年半働いて、その後、独立したんです。 「独立しようと思われたのは?」
奥さんに会社辞めろって言われたんです。「そんなハードワークでその年収じゃなくて、8時に帰って来て週休2日でゆっくりしてくれ」って奥さんに言われて。奥さんが妊娠した頃だったんで、独立したら3倍位収入取れるんじゃないかと。それで辞めたんです。 「では、独立のきっかけは奥様の一言から?」
そうです。ヘッドハンティングの仕事をして2000万円位取れるなって。それで週休2日位で一生いいやって。クライアントを大事にしながらフリーで生きて行こうと思ったんですが、それがうまくいかなかったんです。 完璧な自信があったんですけど10か月間で売り上げマイナス30万円で、だんだん苦しくなって、奥さんもお腹が大きくなっていくし、まずいなって。 そうしたらセミナーの仕事に導かれて、セミナーをやるようになって、お客さんも何千人って来るようになったんです。『加速成功実践塾』っていうセミナーです。 僕は、天命論っていう「導かれる」っていう考え方を持っているんです。小さい頃の嫌な思い出もそうですけど、全部人生に無駄な事はないと思っています。 「最初の本の出版のきっかけは?」
メールマガジン「サラリーマン起業年収3倍倶楽部」の読者が6000人位の時、「本書きませんか」って出版社が来たんです。 じゃあ出してもらおうかなって思っていたら、サンマーク出版の副編集長に「成功本書いてくれ」って言われてビビッてメッセージが動いてきて、「あっ、出したいな。自己啓発本だな」って思ったんです。 当時30歳なんですよ。30歳で成功哲学を書いていいのかなって葛藤があったんです。自己啓発本を書きたいって思っていたけれど、30歳で成功本は無理だと自分にブレーキがあったんですね。8年前は、そういう人がいなかったんですよ。 書いたら、サンマーク出版の社長さんが読んでくれて『加速成功』というタイトルで、稲盛さんの『生き方』と一緒にと仕掛けてくれて、ドーンとベストセラーになったんです。 私しか若い人がいなかったので他にライバルがいないこともあって、ドーンってなったっていうのもあるし、本田健さんが応援してくれたりとか、色々な要因が働いたと思うのです。 本が出てセミナーの人数が倍増していって、どんどんイベントもセミナーも大きくなっていって。そういうのを目指していた時期もあったので、それは手に入ったんです。 沢山の人に来ていただいてメッセージを伝えるのが役割だと思ってやっていましたからね。今、少し形を変えてきているんです。もうちょっと触れ合いたいなって思ってね。 「それで『リアル不動心』という新たなメンタルトレーニング分野なのですね?」
そうです、そうです。メンタルトレーニングです。 ![]() |