恋愛相談 カウンセリング



おすすめメールマガジン
「こころの栄養@さぱりメント」
手軽にできるストレス解消法など、読むだけであなたのこころが元気になるメルマガです。

メールアドレス:

名前(ハンドルネームOK):





カウンセラーの探し方

カウンセラーを探す

メールマガジン

カウンセラーインタビュー集

カウンセラー登録

訪問販売法による表記

リンク集・相互リンク

お問い合わせ

■カウンセラーを探す
あなたの悩みを解消するカウンセラーを紹介します。

カウンセラー検索




さぱりメントへのリンク、バナーの使用はご自由にどうぞ




あなたのそばにいる「こころ達人の横顔」 インタビュー集


カウンセラーやセラピスト、セミナー講師など「こころの現場の最前線」で活躍されている方の横顔を紹介します。

 ・カウンセラーってどんな人なの?
 ・カウンセリングって、どうやって受けるの?
 ・私も将来カウンセラーになりたいのですが・・・
 ・・・などなど


「こころ達人の横顔」をインタビューしてきました。
あなたにとって、カウンセリングやセラピー、ヒーリングがもっと身近になれば幸いです。

- 森田 汐生 先生 アサーティブジャパン -

   「アサーティブネスを身につけることで、自信を持って生きられる」

2011年 05月 14日


今回のインタビューは、アサーティブトレーニングの第一人者として
ご活躍の、アサーティブジャパン代表理事の森田汐生先生です。

自分も相手も尊重するコミュニケーションの力「アサーティブネス」。
メンタルヘルスの向上にも有効と、今、非常に注目されています。

「誠実」「率直」「対等」「自己責任」を四つの柱とする
アサーティブネスに、意欲的に取り組んでこられた森田汐生先生に
「アサーティブに生きる」ことの素晴らしさや効果、
そして今後の展望についてお話を伺いました。


アサーティブネスとは、相手も自分も尊重する自己表現

インタビュー写真




「アサーティブネスについて、分かりやすく教えていただけますか?」

アサーティブネスとは、相手も自分も尊重しながら、自分の気持ちや意見を表現するという自己表現の考え方とスキルのことです。

具体的には、自分の感情を適切に言葉にできる、率直に頼める、きちんと断ることができる、ほめ言葉を伝えられる、ほめ言葉を受け入れられる、正当な批判も不当な批判もきちんと対処できる、自分の怒りの感情を人を傷つけない形で表現できる、相手と向き合って建設的な批判ができる、などができることを言います。

同時に、相手と向き合う心の姿勢も大切にしています。自分に正直であり、上から目線で相手をバカにしたり、反対に必要以上に自分を卑下して下になることもありません。

自分のことも相手のことも尊重して、言うべきことは必要なタイミングで分かりやすく伝える。同時に、「雰囲気のせいで言えなかった」「あの人は聞く耳がないから自分は言えない」と、自分が黙っていることを誰かのせいにすることもしません。

黙っていたのは自分が黙ることを選択したため。自分の行動の結果は、自分で引き受けるということなのです。


「例えば、ママ友からの誘いをなかなか断れないという場合、どんな風にしたら良いのでしょうか?」

お友達からのお誘いを断りたいけど、上手に断れないというケースですね。
誘いをうまく断れない理由としては、大きく2つあります。

一つは、「断ってはいけない」「相手が気を悪くしてしまう」「断るのはわがまま」「次から誘われなくなってしまうのでは」という思い込みや不安です。

もう一つは、断ることははっきりしているのだけれど、「断り方が分からない」あるいは「はっきり言いすぎて関係が壊れてしまう」という「伝え方」の問題です。

したがって、断ってはいけないという思い込みをお持ちの方には、「Noとはっきり伝えることの方が、実はいい関係を作ることができる」「あなたには、Noと言う権利がある」ということを学んでいただきます。

また、「伝え方」に問題がある場合は、自分も相手も尊重したアサーティブな断り方を身につけることで、関係が切れない断り方を磨いていただきます。


「上手に伝えるポイントというのは?」

断り方にもいろいろなパターンがあります。

アサーティブでない断り方の例として、一つは言い方がきつくて「ムリよ」「なんでそんなこと言うの」「ダメに決まっているじゃない」など、相手の要求をばっさり切ってしまい、その結果人間関係がまずくなるという攻撃的なパターンです。

もう一つは、そもそも断ることができなくて、誘われたら何でも「はい」と言ってしまう受身的なパターン。

三つ目は断っているんだけれど、態度で示したり回りくどくなったりして、その後の人間関係がまずくなってしまうケース。「こっちが忙しいのが分からないのかしら」「夫が嫌な顔をするのよ」などと言って断るという作為的なパターンです。

自分がどんな場面で、誰に対して、どんな断り方をしているのかに気づくこと。自分の断り方のパターンを理解すると、アサーティブに断るにはどうしたらいいだろうかという変化のプロセスに入っていくことができます。

自分はこういう人間関係になっているなあ、こういう時にこんな振る舞いになっているかも、と、自分の伝え方のくせを理解することで、初めて次の一歩を踏み出すことができるのです。

あの人のせいで自分は言えないんだとか、あの人がこう言うから断れないんだと、自分の「言えないこと」を人のせいにすることはしません。その意味でアサーティブネスは、相手が誰であっても、自分自身の行動は自分で決めるという非常に主体的なものなのです。


「主体的とは?」

自分は何をしたいのか、この人間関係をどうしたいのか、よりよいものにしていきたいのか、それとも止めたいのか。自分の気持ちを正直に見つめた上で、「行こう」と思えば行けばいいし、「断ろう」と思った時は、誠心誠意、相手を尊重しつつ、でも自分の気持ちに嘘をつかないで断るという姿勢です。

今回は断った方がお互いにプラスになると思った時に、「今回についてはお断りします」というように、よく考えた結果を言葉にするのです。

自分の在り方や自分の生き方を含めて、人間関係をどのように作っていきたいのかということを自分で考えて、その上で「イエス」であれば「イエス」、「ノー」であるなら「ノー」と言うということなのですね。


「断る時のポイントを教えていただけますか?」

断る時のポイントというは、ロールプレイすると一番分かりやすいので、ここで実際にやってみましょう。頭で理解するだけでは、人ってなかなか変わらないんですね。頭でわかることと自分でできることとは大きな違いがあって、「できる」ことで初めて「わかる」のです。

コミュニケーションの取り方は自分が持っている「くせ」です。自分が生まれてから身につけてきたくせを、様々な人間関係の中で駆使しているのです。自分のコミュケーションのくせを認識した上で、これからは違う伝え方を身につけていく、という感じです。

断りづらい事例として、強引なママ友Aさんのお茶のお誘いを、ちょっと気弱なBさんが断るという事例でやってみましょう。断る時に最初に考えるのは、「なぜ自分は断りたいのか」という自分にとっての理由を明確にすることです。

B「沢山の人の中が自分は苦手、というのではどうでしょうか?」

わかりました。沢山の人というのは何人くらいでしょうか? 例えば「5人なんて少ないうちよ」って言われたらどうしましょうか?

B「自分にとっては5人も沢山。一対一でなければ沢山という感じなんですね」

それでは3人以上になるとなぜ苦手なのか、その理由は何だろうと、もう少し具体的に絞ってみましょう。相手のママ友とは価値観が違います。どっちかが正しくて、どっちかが間違っているのではなくて、お互いの人づきあいの価値観が違うので、どのようにすれば違うもの同士でも対等なおつき合いができるかを考えてみましょう。

Aさんにとっては「大勢の方がわいわい話せて絶対楽しいわ」と思っているけど、Bさんにとっては「一対一の方がじっくり話せて好きだ」と思っている訳です。「たかが人数」とはいえ「されど人数」。

自分にとっては大事なものだということで、お互いの価値観や考え方を尊重しながら、話し合うスタンスを持ちます。小さな違いを「大したことない」と片付けてしまうと、長いお付き合いをすることが疲れてくるようになります。


「価値観の違いをどうしていけば良いのでしょう?」

どちらかの価値観が「正しくて」どちらかが「間違っている」ということではありません。

しかしながら、私達がやってしまうのは、「大勢でも大丈夫よ、その方がいいに決まっているじゃない」と、相手の価値観を頭から否定してしまうか、「大勢の中でわいわいやっているあなたが苦手なのよ」と、相手のあり方までを拒絶してしまうことです。

お互いの価値観を否定していては、前向きな話し合いになっていきません。「相手の価値観も大事、でも自分の価値観も大事」というところに立って初めて、対等な話し合いができてきます。

相手の価値観も自分の価値観も、どちらも大事にしているというところがポイントです。その上で、どちらもが納得できる問題解決のあり方を一緒に考えていく、ということなのです。

それでは、実際にロールプレイをやってみましょう。Aさんは、とても元気で押しが強く、これまでもBさんを誘って一緒に時間を過ごしてきました。Bさんは、あまり気乗りがしていないのですが、「はい」と言って、これまで何度かおつき合いをしてきました。

【ロールプレイ1回目】
A「今度の水曜日にみんなで集まるの。またお茶しましょうよ。ええと5人くらいかな、みんな集まれるって! あなたも来るでしょう?」

B「今度の水曜日なのね・・・、ちょっとその日は用事があって・・・」

A「えっ、用事? どうしたの?」

B「ちょっと子どもの用事ができちゃって・・・」

A「いつも来てるのにどうして〜、なんとかならないの?」

B「う〜〜〜ん、そうねぇ」

A「みんな楽しみにしてるのよ。あなたが来ないとみんな寂しがっちゃうわよ」

B「だったら、何とかしてみるわ・・・」

(ロールプレイ終了)

いかがだったでしょうか。実際に伝えるとなると、なかなか難しいものですよね。相手の気持ちを考えると、率直に断れなくなってしまう。自分の理由ではなくて「子どもの用事が」と、子どもを理由にしたくなってしまう。誘う側は、相手が言葉つまるほど、更に誘いたくなってきたりします。


インタビュー写真




アサーティブネスを身につけることで、自信を持って生きられる


「これをアサーティブにすると、どうなるのですか?」

この事例でBさんがアサーティブに断るためには、いくつかのポイントを押さえる必要がありそうです。

それは、1.気持ちを言葉にすること、2.ボディランゲージに気をつけること、3.理由を率直に述べること、4.断らなかった自分の責任を認めること、5.代替案を出すこと、の5つです。

1.気持ちを言葉にすること
これには、2つのアプローチがあります。一つは断るときの自分自身の気持ち、もう一つは相手の気持ちを受け止めることです。

自分の気持ちを言葉にする。
Bさんはなかなか断ることができなかったのですが、その時の気持ちはどんなものでしょうか。

B「用事はないのに嘘をついて断るのは悪いな」っていう感じです。

そうですよね。「悪いな」「申し訳ないな」という感情を言葉にしないで心にしまっておくと、おどおどしたり、目が合わせられなくなったり、ぎくしゃくしたりしてしまいます。「言いづらい」のであれば、最初に自己開示して言葉にします。

「ちょっと言いづらいんだけど」「申し訳ないのですが」という感じです。最初に自分の気持ちを開示すると、次の言葉が出てきやすくなります。

もう一つは、相手の気持ちをちゃんと受け止めることです。
誘ってくれるという相手の気持ちはどうですか?

B「嬉しいです」

そうですよね。自分のことを考えてくれてわざわざ誘ってくれる相手の善意は嬉しい。だから、「誘ってくださるのはとても嬉しいです」と、相手の善意をきちんと受け止めます。相手の気持ちは受け止める、でも「お誘い」についてはきちんと断る、という感じです。

2.ボディランゲージに気をつけること
断ろうとするとどうしても申し訳なさが先に立ってしまい、目を伏せたり、顔を背けたり、逃げ腰になりそうになる。でも、「申し訳ないのですが」とか「誘ってくださるお気持ちはとても嬉しいです」ということを、相手を顔を見ながら伝えた方がずっと誠実に伝わります。

相手から逃げないで、向き合うこと。対等に、誠実に向き合うと、相手もちゃんと応えてくれます。


「逃げないで、誠実に向き合う事ですね」

3.理由を率直に述べること
自分が断りたい理由は、一対一だったら楽しくて何でも話せるけれど、3人以上になるとなかなか自分が出せなくなって、自分としてはしんどいんだ、ということが、正直な理由ですよね。

「複数になると、話をするのが苦手でしんどくなるから、それはご遠慮したい」という自分の理由を、なるべく率直に伝えます。誘われることが嫌なんではなくて、「自分が」この状況が苦手であると、自分を主語にして理由を説明すると、相手も理解をしやすくなります。

4.断らなかった自分の責任を認めること
でも急に「実は、複数が苦手で」と言うと、相手は「なんで今さらそんなことを言うの」と不審に思います。「だって嫌って顔してなかったじゃないの。全然嫌だとは分からなかったわよ」と思われても仕方ないですよね。

言わなかった側には、言わなかった責任があるんです。
アサーティブネスでは、「あなたがこうだから私は言えなかった」ではなくて、自分が言わなかった責任をちゃんと引き受けます。相手を責めないというスタンスに立ちます。

5.代替案を出すこと
自分は「一対一が好きである」ということを相手に理解してもらい、「今回は遠慮する」ということを伝えるだけではなくて、「自分は○○を提案したい」と、代替案を出します。

「今まで申し訳なくてなかなか言えなかったんです。ごめんね。これからは、こういうことだったらやりたい」って代替案を立てます。

例えば、「Aさんと2人でじっくりお話できるのであれば、是非一緒にお茶をしたい。いつも誘ってくださっているので、次回は私のほうから誘いますね」っていう風に、自分から言う。それによって2人の関係が対等になってくるのです。

以上5つのポイントを入れて、もう一回ロールプレイをやってみましょう。

【ロールプレイ2回目】
A「今度の水曜日にみんなで集まるの。またお茶しましょう。ええと5人くらいかな。あなたも来るでしょう?」

B「Aさん、いつも誘ってくれてありがとう。あのね、ちょっと言いづらいことなんだけど、実は私ね、3人以上の人が集まる会になると自分の気持ちが言えなくなっちゃって、苦手なの」

A「え〜〜〜、だっていつも来てるじゃないの」

B「そうなの、ごめんね。今までなかなか言いづらくて言えなかったの。本当は私2人だけでお話をする方が好きなの。だから、今度の水曜日は本当に申し訳ないんだけど、パスさせてもらえないかしら」

A「そうか、分かったわ。でも意外だなあ」

B「そうよね、これからはちゃんと伝えるね。次回は私からAさんと2人で会える時間を作るので、私から誘うわ。お友だちでいたいから、これからもよろしくね」

(ロールプレイ終了)

はい、という感じになりますね。お互いにやってみてどうですか。断られていかがでしたか?

A「戸惑いみたいなのはあるけれど、嫌な感じではなくて、『はあ、そうだったのか』っていう感じでした。

よかったです。二人の関係は続きそうですね。断る側を演じてみていかがでしたか。

B「変な理由ではなくて正直に伝えられたので、気持ちがラクでしたね」

正直に誠実に、自分の等身大の気持ちをそのまま伝えることで、お互いがむしろ近くなれる。アサーティブな関係っていうのは、こういうプロセスから生まれてくるのです。

とはいえ、人って頭だけではなかなか癖を変えられません。ロールプレイは実際には3回くらい繰り返し練習します。実際に伝える練習をすることで、自信を持って、アサーティブに、率直に断ることが出来るようになります。

頭で理解して、実際に体験して体を通して身につける。これがポイントですね。

アサーティブであるというのは、率直に伝える姿勢、相手を認めつつ言うべき事をわかりやすく具体的に伝えること、相手も自分も責めないスタンス、自分の責任も認めながら対話を促す。そんな感じだと理解していただけたらと思います。


「ご著書で、よくあるコミュニケーションパターンとして3つ挙げていらっしゃいますが、それについて教えていただけますか?」

自分の取りがちなコミュニケーション上のパターンという風にご理解いただくと良いと思います。一つは、攻撃的な言い方になる「ドッカン」、もう一つは受身的になってしまう「オロロ」、そして最後に作為的な回りくどい伝え方の「ネッチー」です。

ドッカンやオロロ、ネッチーになることが「悪い」というのではありませんが、ある人との関係の中で、いつも自分はそれしかできない、常にドッカンやオロロになってしまうということになると、問題解決の方に進んで行かないですよね。攻撃側と委縮側というように、人間関係も固定化してしまう。

人間関係はあまり固定化しない方が、お互い気持ちがいいものです。「この間は言えなかったけど、次回はもう少しアサーティブになろうかな」と思って、ちょっとアサーティブに言ってみるということ。そうすることで関係も、徐々に変わってくるのです。

「あの人は言い方がきつくて嫌な人」じゃなくて、「今ドッカンになってるよ」とか「オロロにならないで発言しようよ」という感じで、お互いのくせについて話す。


「言い方のくせと性格とを分けて考えるのですね?」

そうですね。伝え方のくせは変えられる。性格は変えなくてもよいけど、くせは変えようよ、というアプローチができることで、お互いがもう少しラクになり、むやみに責める必要がなくなってくるのだと思います。


「自分がどういうコミュニケーションをとっているかを自分で把握するという事ですか?」

それは非常に大事です。自分がどういう時にそうなりがちかなと。そして、本当に大事な時はアサーティブにやってみようと思えるといいですね。4番目の選択肢を意識して使うということですね。


「それにはやはり練習ですか?」

そうですね。もちろん認知を変えることで、人が変わる事も多々あると思います。アサーティブはもともと行動療法だったので、行動から変わるというアプローチです。

私自身はアサーティブネスを「心理学」というよりも「社会教育」というスタンスで教えているので、なによりも「やってみて身につける」ことを大事にしています。

パソコンでも運転でも自分でやって初めて身につきます。身体で学んで身につくものなので、そのためにはやはりトレーニングが必要になりますね。

身につけることができれば、何かあった時には「よっしゃ! これを伝えてみよう」と、自信が持てるようになるんです。自分は率直にアサーティブに伝えることができるとなると、もっと自信を持って日々が生きられるようになるでしょうね。


「アサーティブを学ぶことの良さは何でしょう?」

対人関係をうまく扱うスキルを身につけることで、自分も相手も尊重して「伝える」自信が持て、自己信頼が高まることでしょうか。

「誰かがこう言ったから私はこうしたんだ」じゃなくて、主体的に、自分で考えて自分で行動して、自分はどんな人生を生きたいのか、どんな社会を作っていきたいのか、日本をどういう国にしていきたいかという、市民の一人一人の発言力を高めるというのが私たちの目的なのです。

自信を持つことは大事ですが、自信を持った結果何をしたいのでしょうか。一人一人が主体的に生きることができるようになると、世の中がもっと生きやすくなるんじゃないかなと、私自身は思っています。


「コミュニケーションが苦手という方にメッセージがありましたら、お願いします」

自分を責める必要はないし、自分が変わる方法はあるよ、という感じでしょうか。変えられるし、変わるし、ゆっくり変わればいい。すぐに変わらなくても、自分を責めなくてもいいよという感じでしょうか。


「アサーティブとメンタルヘルスとの関係はいかがでしょうか?」

一つは、打たれ強くなることです。少々な事でへこたれなくなります。

ひどい事を言われた時に、何も言えないで恨みを溜めるのではなくて、何か言われた時に正しい批判は「その通り!」とちゃんと受け止めて、間違った批判は「それは違います」っていう事を言う練習をするんですね。

そうする事によって、きつい事を言われた時でも、この人の言いたい事はこういう事だなと理解出来て、自分を守ることができるようになる。不必要に傷つく事がなくなって、打たれ強くなる。少々の事で挫折しなくなるというのはよく聞きます。

もう一つは、相談の仕方や伝え方が分かることで、早めに相談出来るようになる。つまり、問題の早期発見、早期相談に繋がる。

多くの方は、上司が忙しくて声をかけるタイミングが見つからないとか、何て言って相談すればいいのか分からなくて、結局それが続いてしまう。

そういう時に何て声をかけたらいいか、忙しい上司をどういう風に捕まえたらいいかを身につける事によって、早いうちに「これに困ってます」「これで悩んでいます」「教えてください」と率直に言えるようになる事で、問題の早期発見になります。


「それは組織にとってもありがたい事ですよね?」

そうですよ。抱え込んで、早期離職になるのではなくて、分からない事があったらその時にちゃんと「分からないので教えてほしい」と言う事で、それが解決する。

アサーティブでは、「私には『よくわかりません』と言う権利がある」という事を学びます。その上で、わからないという事をどのように上司に伝えるかというスキルも学びます。その2つを持って上司に教えてもらえる訳ですよね。


「今後なさりたいことや夢は?」

アサーティブジャパンでは、ちょうど変化の時代にいるなと思います。

つまり、どこかで誰かが何かをしてくれるというような受け身の姿勢で今まで生きてきたのが、これから一人一人が自分が社会を作る主体として発言をしていくことが、求められていくのじゃないかと思うんです。

その時にちゃんと発言する力をつける。この社会をどうしたいか、一人一人しっかりと考えて、けんかや攻撃や暴力ではなくて、しっかりと話し合いをすることの中から、社会を作っていくことができたらと思います。今その時期に来ているなと、つくづく思います。


「このお仕事をされていて、嬉しかった事は何でしょう?」

嬉しい事はたくさんありますよ。本当にいいなと思うのは、一人一人が講座を受けられた後に変わっていくのを見るっていう事じゃないでしょうかね。

自信がつく方もいるし、長い時間をかけて夫婦の関係が変わっていった方もいるし、職場の中の自分のポジションが変わっていった方もいるし、そういうお話を聞くと嬉しいですね。

アサーティブに生きる事によって、自分が何かが出来るというところに立って、良い方向に変わっていったという報告をいただくと、とても嬉しいです。




<編集後記>

「できる」ことで初めて「わかる」と、
実践をとても大切になさる森田汐生先生。
インタビュー中に、わざわざロールプレイを指導してくださいました。

実際にやってみることで、意外な難しさと練習の必要性を
「実感として分かる」ことができました。

「自信を持つことは大事ですが、自信を持った結果何をしたいのか」

アサーティブネストレーナーであり、社会福祉士でもある森田先生の、
常に「ソーシャル」な視点を大切になさっているご姿勢と、
社会に対する強い使命感に深い共感を覚えました。



次回号「子どもは、自分でお父さんお母さんを選んで生まれてくる」→

←前回号「多様なものを統合していくインテグラル理論」


インタビューTOP(目次)

-ご案内- 森田 汐生 先生 アサーティブジャパン


森田 汐生(もりた しおむ)  特定非営利活動法人アサーティブジャパン代表理事

一橋大学社会学部卒業。大学在学中にデンマークに留学、その後、イギリス滞在中にアサーティブネスに出会う。大学卒業後、日本社会事業大学研究科で社会福祉士の資格を取得し、1991〜93年、イギリスの地域精神医療団体でソーシャルワーカーとして勤務。その間、ヨーロッパにおけるアサーティブネスの第一人者、アン・ディクソンのもとでトレーナー養成講座を受け、アサーティブネス・トレーナーの資格を取得。帰国後、1999年に国立市に事務所を設立。2004年にNPO法人化。現在、アサーティブネス・トレーナーとして、全国各地で講演・研修を行っている。

◆アサーティブジャパン主催の講座
 ・ 基礎講座
 ・ 応用講座
 ・ ステップアップ講座
 ・ アドバンス講座
 ・ トレーナー養成講座
 ・ ロールプレイ講座


<森田汐生先生のHP>
【アサーティブジャパン】


<森田汐生先生の著書>

cover
気持ちが伝わる話しかた―自分も相手も心地いいアサーティブな表現術



cover
「NO」を上手に伝える技術



cover
言いづらいことが「サラリ」と言える本



cover
あたらしい自分を生きるために―アサーティブなコミュニケーションがあなたを変える







インタビュアー:鈴木明美(すずきあけみ)
鈴木明美
セラピールームChildren主催、NPO Oasis 代表
いろんな環境に自分を合わせて生きてきて、自分がなんだか分からない。
そんな、うつ病や心の悩みを抱えた方のお手伝いをしています。

心理カウンセラー、NLPセラピスト(ゲシュタルト、エリクソン催眠療法、家
族療法)、交流分析士1級、トランスパーソナル学会会員、レイキヒーラー
HP:江戸川区西葛西、セラピールームChildren
ブログ:セラピールームChildren

インタビュアー:広江俊介(ひろえしゅんすけ)
広江俊介
心のボイスレッスン 代表
都内で声と言葉をテーマにしたメンタルセラピー、
ゴスペル音楽による発音・発声のレッスン、自己表現力の磨き方を
指導しております。

現在、一般のビジネスマン、OL、カウンセラー、セラピスト、教師、
コンサルタント、俳優、声優の方まで多岐に渡り、教えております。
プロボイストレーナー、プロギタリスト講師
ブログ:『毎日1分!伝説の質問。』

インタビュアー:村上友望(むらかみともみ)
村上友望
今は普通のOLをしながら、セラピストとして活躍できるよう勉強中です。
出会った方々の幸せな笑顔をサポート出来たらと思っています。

ヨーガセラピスト ソース公認ベーシックトレーナー
パステル和アートインストラクター ジュニア野菜ソムリエ
アロマテラピーアドバイザー キャンドルアーティスト
ブログ:http://ameblo.jp/ohisamakokoro/


インタビュアー:脇坂奈央子(わきさかなおこ 日本メンタルサービス研究所 所長)
脇坂奈央子
『道開きの心理士』 ……本来のあなたの道を開く、お手伝いをします。
ブライアン・ワイス博士直伝の、プロフェッショナル・ヒプノセラピスト。
前世療法・催眠療法を中心に、ニーズに応じた各種心理セラピーを施療。

心理士、認定THP心理相談員、統合心理セラピスト、心理カウンセラー、
米国NGH認定ヒプノセラピスト、認定キャリアコンサルタント、
代替療法セラピスト(レイキティーチャー)
HP:ワイス博士直伝の前世療法・催眠療法・心理療法★ラポール
発行メルマガ:こころの栄養@さぱりメント



運営管理:ラポール☆脇坂奈央子





毎朝1分★天才のヒント



天才のヒント

Copyright (C) 2004 Japan Net Counseling Federation. All Rights Reserved.