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あなたのそばにいる「こころ達人の横顔」 インタビュー集


カウンセラーやセラピスト、セミナー講師など「こころの現場の最前線」で活躍されている方の横顔を紹介します。

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 ・私も将来カウンセラーになりたいのですが・・・
 ・・・などなど


「こころ達人の横顔」をインタビューしてきました。
あなたにとって、カウンセリングやセラピー、ヒーリングがもっと身近になれば幸いです。

- 菅原 裕子 先生 ハートフルコミュニケーション -

   「子どもに“愛すること・責任・人の役に立つ喜び”を教えたい!」

2012年 05月 5日


今回のインタビューは、ベストセラー『子どもの心のコーチング』の著書で
おなじみの、NPO法人ハートフルコミュニケーション代表理事、
菅原 裕子(すがはら ゆうこ)先生です。

菅原先生は、
子どもが自分らしく生きることを援助したい大人のためのプログラム
「ハートフルコミュニケーション」を開発され、
ハートフルコーチの育成にも力を注いでいらっしゃいます。

自分で考え、自分で答えを出す子どもを育てる
「ハートフルコミュニケーション」。

セミナー・ワークショップ・講演活動で全国を飛び回る先生に
「ハートフルコミュニケーション」の可能性と、
今後の展望について深いお話を伺いました。


自分で考え、自分で答えを出す子どもを育てる「ハートフルコミュニケーション」

インタビュー写真




「ハートフルコミュニケーションについて教えていただけますか?」

簡単に言うと「子どもを幸せに自立させるための、親のためのワークショップ」でしょうか。


「その構想はいつ頃からおありだったのですか?」

娘を育てようとした時に一つだけ知っていたのは、「私が一生懸命になり過ぎると、子どもの人生を私のものにしてしまう。それは絶対に良くない」ということだったんです。

娘が自分で生きていかれるように、私の付属物でもなく、私の望む人生を生きるのでもなく、自分の望む人生を生きていかれるように育てたいと思って育てているうちに、当時勤めていた会社が、親のためのワークショップを開催したことがあって、そこで、私自身が娘を育てている考え方を導入して、何回か講座を開催したんです。


「先生が講師をなさったのですね?」

そうです。メッセージを伝えたんですね。そうしたら、参加してくださっている人の中に、奥様が小学校のPTA役員をやっているという方がいらして、「2時間枠を取ったから、いつも僕達に話している話をしてよ」と頼まれて、それが最初だったんです。

それで、会社をサボって(笑)、2時間の講演に行ったのが最初です。そうしたら、そのたった1回の講演が「面白い」とご近所に広まって、そこでお話を聞いてくださった方のお姉さんが九州に嫁いでいて、「妹から聞きましたが、九州にも来ていただけますか」とかね。

そんな風に口コミでどんどん広がっていって、2003年にリヨン社(現二見書房)から『子どもの心のコーチング』を出版して、その本がまたメッセージを届けてくれたんです。


「ハートフルコミュニケーションで、大切にしているものは何ですか?」

大切にしているものは、3つですね。
   愛することを教えよう。
   責任を教えよう。
   人の役に立つことを教えよう。
この3つです。

この3つを教えることに成功したら、子どもは自然に躾かりますから。そんなに躾しなきゃしなきゃ、なんて思う必要はないっていう風に教えています。まずそれが基本ですね。そこからがスタート。


「それぞれの大事なポイントは、何ですか?」

子どもの中にどうやったら愛することを教えられるかと言ったら、まず親が子どもを愛することです。親に愛された子どもの中には、自己肯定感が育っていくんですね。

人間なんて、1人1人どうしようもない部分を抱えた生き物ですから、素晴らしいばっかりな人なんていなくて、素晴らしいところもあるけれど「あ〜あ↓」みたいなところもある。

素晴らしいところは、放っといても素晴らしいのであって、いかにその「あ〜あ↓」を、「それでもそれが自分で、その部分さえも愛おしい」と思えるかっていうのがやっぱり一番。

自己肯定感というのは、その「あ〜あ↓」っていうのを、「それが自分」と受け止める気持ちですよね。それを、親に愛されることによって育てることができるんですね。

育つ過程で子ども達はいろいろ失敗して、とんでもないことをやってくれて、その都度、親がそれを許し、受け止め、「そんなあなたが大好きだよ」って言ってくれることによって子どもは「そういう自分でいいんだ」「そういう自分がいいんだ」となる。

それも含めて親は愛してくれるし、周りはそれを自分として受け止めてくれるんだと、それを子どもに教え込む。「君は素晴らしい」「何であれ、素晴らしい」って教え込むことが、子育ての第一歩だと思います。親達に是非それを伝えたい。


「弱い部分を直そうとする親がいるかと思うのですが?」

やっぱり、直そうと思います。直す一番いい方法は、それを受け止めること。弱い部分を責めたら、よけいに弱くなる。

だから、弱いところが見えたら、「あ〜。○○だね」と言って、受け止める。受け取ってもらえると、親が直そうと思わなくても、「これじゃいけないよな」って、子ども自身がもうちょっとよくなろうとします。


「子どもの中に自発性というものがあるのでしょうね?」

そうですね。親は、それを待つ。


「二番目の、責任についてはいかがですか?」

責任は、responsibility=反応する能力ということです。人間は、そもそも反応する能力を持っていますから、いかにそれを伸ばしていくか。ではそれを伸ばすための方法は? 余計な手出しをしないことなんですよ。

愛することと関係しているんですけれど、子どもの働きかけに反応してあげる。子どもが「おーい」と呼べば、誰かがやってきてくれる。泣けば、誰かが相手をしてくれる。子どもが世の中に働きかけたら、何らかの世の中の反応があるということを子どもに教えてやる。

そして次は、子どもが働きかけた時に、何らかのことが起こってくることを子どもに体験させる。それを体験させるための一番いい方法は、親が手出ししないことですよね。

最初は、親子の関係においては、子どもが呼んだら行ってあげる、泣いたら抱いてあげる、おむつを替えてあげる。それは、親子の間柄で起こることで、今度は親子じゃない「よそ」に視線を向け始めますよね。

そこで起こることに関しては、親は手出しをしないで、ただ見守っていれば、子どもはいろいろやっていきます。


「手出しをしないで見守る?」

例えば、お友達と遊んでいて、お友達のおもちゃが欲しくて、取ったら泣いちゃった、泣いちゃって遊べない。じゃあどうしようと、おもちゃを返したら、機嫌がよくなってくれたので、「ああそうか」って、そこで学ぶことってありますよね。

自分が何をしたらどうなって、それをどうしたらどう変わっていくか、みたいなことをなるべく体験させていく。それが責任を学ばせていくことに繋がっていく。だからなるべく小さいうちから、よけいな手出しをしない。


「体験から責任を学んでいくのですね?」

ただ、手を出さなきゃいけないところもあるんですよね。例えば、友達と遊んでて、おもちゃが欲しくて叩きそうになったら、叩きそうになった子どもの手を親が取らないといけないし、叩くのはよくないと教えていかないといけない。

けれども、必ずしもそんなことをしなくてもいいことがいっぱいある。靴を自分で履こうとした時には、待っててやればいいとかね。

体験できる痛い目は、なるべく体験させた方がいい。その痛い目があまりにも痛すぎるのや、他のお子さんが痛いのはよくないですから、叩かない方がいいと早めに教えた方がいいですけど、誰の迷惑にもならなくて、いい学びになるのであれば、痛い目に合わせるのはいいですよね。

そこで学べて、それが自己決定力に繋がっていきます。


「三番目の、人の役に立つというのはどうでしょうか?」

人の役に立つ喜びというのは、全ての人の中に、人の役に立ちたいっていうのはあると思うんですね。だから、どんなに小さな子どもも、お母さんに「ありがとう」って言われるのが、すごく嬉しいと思うんです。

ですから、あなたは人の役に立つという存在であると、それをもう当たり前のことにしておこうと。当り前のことであるとするためにはやっぱり、小さい時から人の役に立つのは嬉しい、楽しいということを、ちゃんと体験させておいた方がいい。

そうやって育てば、ある年齢になった時に殊更、マナーを教える必要はなくなるんです。お年寄りに席を譲りましょうとか、町にゴミを捨てたらいけませんとか、そんなことすら教える必要はなく、もうごく当たり前のこととして子ども達は学んでいきます。

一番大事なのは、人の役に立つ喜びを体験すること。そのために何をしたらいいかというと、親の役に立つことを教えていく。それで、小さい頃からできるだけ、お手伝いをしてもらいましょうと。


「お手伝いで、親の役に立ってもらう?」

でもこれが大変なんですよね。小さい時のお手伝いって、「お願いだから、あっちに行っててちょうだい」って感じですよね。それを親が我慢できるかどうか。一番いいのは、ごっこ遊びの延長でお手伝いって面白いって、学んでもらうこと。

小さいうちは大変ですけど、いろんなお手伝いをしてもらって、その時に、「ありがとう」「嬉しい」「助かった」と言いましょう。

この時に間違っても、「あなたは、いい子だ」「あなたは、えらい」「上手にできた」とかって、親からの評価をしないようにしましょう。ここで私達がしたいのは、評価ではなく感謝すること。それは当然で、お手伝いをしてもらったんだから「ありがとう」です。

そうすることによって、「そうか。自分が親のお手伝いをすることで、親は助かるんだな」「自分がお手伝いすることで、親は感謝してくれるんだな」という風に関係性が見えますね。自分がやったことの影響がどうこの人に出てくるかということがよく見えますよね。

そういうことをやり続けようというのが、人の役に立つ喜びを教えるということですね。


「評価ではないということですね?」

そうですね、評価で問題があるのは、評価されないとやらないという危険性があるんですよ。それが目的になったら、本末転倒なので。

でも、小さい時から役に立つ喜びを教えていくと「ありがとう」を言われる必要がなくなっていくんですね。ごく当たり前に人の役に立とうとしますから。



インタビュー写真




子どもに“愛すること・責任・人の役に立つ喜び”を教えたい!


「親子のコミュニケーションで気をつけなければならないことはありますか?」

そうですね。小さい時に、子どもだから分からないと決めつけないことですね。子どもに分かるようにと必要以上に簡単な言葉で話すとか、分からないから話さない、みたいなことをしないで、子どもをきちんと分かる人として会話を持つということが、すごく大事だと思います。

小学校に入るぐらいになれば、世の中のことをよく分かっていますから、世の中の仕組みや難しいこともちゃんと教えていくということは、大事だと思います。子どもとよくコミュニケーションを取ろうと思えば、親もいろんなことを学んでいく必要があるだろうなと思いますね。それが一つ。

それと、親が一番身につける必要があるのは、子どもの気持ちを受け止めるやり方ですね。それを学ぶ必要がありますね。親と子どもは別の人間で、その子どもの気持ちをすくい取ってあげることが、親の役割ということです。


「気持ちを受け止める?」

子どもが一日いろんな事を体験して帰ってくると、大掃除が必要ですよね、体験した嬉しかったこと、嫌だったこと、疑問に思っていること、ありとあらゆることを時には機関銃のように話すのを受け止めてあげる。その時に、親の考え方と違うことが出てくることがありますよね。

その時に、「それは、そうじゃなくて」と、親が正しい考え方を教えるのではなくて、その正しさって子どもにとっては必ずしも正しくないかもしれないので、子どもの考え方を育てるために、まず「そうなのね」と受け取っていく。

子どもは受け取ってもらえれば、自分を見つめることができますから、自分を見つめて初めて、「自分の考えはそれで正しかったのだろうか?」と、そこで初めて自分の考えに疑問詞が向けられる。

「太郎君は間違っている」とか、自分の考え方を主張した時に、お母さんやお父さんから「そうなんだ。君はそう思ったんだね」って受け容れられて初めて「そうなのかな?」となる。

ところが、親に「そうは言うけど君だって」と言われると、戦うしかないですからね。とにかくまずは、受け止めましょう。親が冷静に受け止めたけれど、これってどうなんだろうと思ったら、そこから子どもと「どう思う?」って、議論すればいいじゃないですか。


「まずは、そのままを受け止める?」

そうです。いかに親がそれが間違っていると思おうと、そのままを受け止める。受け止められれば、例えば、「いけなかったな」と反省もできます。

受け取って貰えなかったら、反省どころか、いかに親に自分を分かってもらうか、「悪いのは太郎君だ」って分かって貰えるようにものすごく力を使わなくてはいけないので、本来自分が学ぶべきことが見えなくなりますね。

そうやって子どもの自分を見る目が曇っていくんですよね。その繰り返しでね。ちゃんと受け止めてもらえば、冷静に考えて、僕が悪かったなって気づきますよ、人間は。


「お子さんに気づく能力があるのですね?」

あります。それが信じられなくて「ここは、私が躾なきゃ」と親が登場してしまうと、そこから話がややこしくなりますね。まずは、お子さんの力を信じること、そこがスタート地点です。


「ハートフルコーチ養成講座について、教えていただけますか?」

養成講座は、初級と上級があって、初級はハートフルコミュニケーションの考え方を学ぶ場ですね。時間を半年かけます。一回目に行って、その日のカリキュラムを学んで、一ヶ月間家で、子どもと家族との間で実行します。


「ホームワークということですか?」

子どもとの間でホームワークです。ホームワークを持って帰って、そして2回目、次のテーマで一日学習するんですね。そして、一ヶ月間またホームワークです。ですから養成講座は、講座で一日過ごす時間よりも、その間の家族と過ごす一か月の方が実は大事なんです。

何をするかというと、自分を育てることですね。私が皆さんに言うのは、どう子どもをコーチングするかよりも、「子どもをコーチングできる自分を育てよう」ということです。だから、「親の人生を整えていきましょう」というのが、本当はねらいなのです。

ところが親達は「あなたを整えます」なんて言われると嫌なんです。「自分は大丈夫だから、子どもをどうコーチングしたらいいかを教えてください」と思っています。ですから、子どもをコーチングするやり方を教えるふりをしながら、親が人生を豊かにすることを伝えます。


「根底にあるのは、親がどう生きているかなのですね?」

そうです。自分をどうセルフコントロールするかです。最初は子どもに腹を立てて、子どもに向かって罵詈雑言を吐く毎日から、だんだん落ち着いていって、子どもが何をしても落ち着いて対応できるようになる。

子どもに罵詈雑言を吐いているうちはまだいいんですが、もうその気力すらないとかね。すごく大きな問題を抱えているお母さんもいるので、それぞれのテーマに半年間取り組んでいただきます。

上級に進むと、自分のテーマに取り組みながら「人の役に立つ準備を始めましょう」となります。「上級を終えた時には、ハートフルコーチとして世の中に出て行って、提供する側になる可能性がありますよ。それをやっていきましょう」って。上級になるとそちらの学びが始まります。

今、上級を終えた方達の中で、50人くらいが非常に活発にハートフルコーチとして仕事を始めています。

この「子どもの心のコーチング」に興味を持ってくださる方達には、かつて仕事をしていたけれど、今は一旦仕事を辞めて子どもを育てている人が多いんですね。そういう人達が仕事に戻るにあたって、一つの可能性としてハートフルコーチという生き方を選んでいただく。

非常に優秀な女性たちです。一つの会社に就職するという形でなく、要請があった時にハートフルコーチとして仕事をして報酬を受け取る、そういう仕事の仕方もできるんじゃないかと。その一つの可能性を私は提案していきたいと思っています。私の夢の一つです。

ですから、NPOでは人を育てます。そして仕事を作ります。私達が仕事を作るので、仕事をしましょう。「働け〜。子どもにかまけるな。社会に出て行こう!」と言っています。


「どんな方にハートフルコーチになって欲しいというのはおありですか?」

そうですね。子育てだけに自分を縛りつけないで、その体験を活かして、世の中の役に立ちたいと思う人、子どもの心のコーチングで教えていることをそのまま生きているような人達。

自分を愛して、そして生きることを愛して、この世を愛して、そして責任を持って、「あの人のせいでこうなった」じゃなくて、「じゃあ、私に何ができる?」って考えられる、そして、人の役に立とうという想いを持っている人達に私はコーチングをやって欲しいなって思います。


「子育てに悩んでいる方にも、この講座は役に立ちますか?」

子育てに悩んでいる人達が沢山いらっしゃいます。


「子育てが上手にできない…という方は?」

はい。そういう方にこそ学んでいただいています。上手にできる方なんていませんから。ハートフルコーチになる方の第一歩は、「おかしい。なんで?」って問題を抱えている方が多いんですよ。そして、興味を持って、本を読んでいただいて「ああそうか」って。

それで、自分の子育てのやり方を変えていく。「私も悩んだ」というプロセスを自分で持っているので、いいコーチになるんでしょうね。聞くと、「よく頑張っているね」って本当にびっくりするような苦労をしているお母さんは、いっぱいいますもの。


「それがまた、プラスになっていくのですね?」

そうです、そうです。「それ悲惨だよ」って言うと、本人も「悲惨です」って。本当に大変な苦労をしているお母さん達はいっぱいいます。それをただ悲惨で終わらせないで、「じゃあどうしたら良くしていけるかな」って考える。

「鍵を握っているのは私です」って思えれば、いくらでも、その悲惨は悲惨じゃないものに変えられる訳です。子どものせいや夫のせいにしている間は何にも起こらないけれど、「私だ」というところに立てば、いくらでも変えられる訳です。


「親の自立についてはいかがですか?」

そうですね。まさにそれに取り組んでいると思います。

例えば、子どもに問題がある時「これ、何とかしよう。何とかするのは私だ。じゃあ、どうすればいいんだろう」って考えますね。でも、何とか自分のやり方でやって、それでもうまくいかないなら、やり方が間違っているかもしれない。

「どこにいけば正しいやり方を教えてもらえるんだろう」って、その意識を持つという事自体が、もう自立ですよね。

ところが、「うまくいかない。もうダメ、私、何ともならない。だってこの子が、あの人が」って言っている限り、問題が解決することはないですね。「私が何とかしよう」と、まずは思う事。それは自分を責めることとは違い、解決が見つかるような自分に成長すること。それが自立です。


「問題を引き受けるということですね?」

引き受けるということです。引き受けて、ずっと自分のやり方でやってきてうまくいってないのなら、もっと上手くいくやり方を教えてくれるかもしれない人のところに行くことです。


「それが選択?」

それが選択です。そこで、いいものを選ばないと。それを学んでやってみたら、気分も軽いし、子どもにも変化が現われて、「あっ、世の中明るい」となれば、その教えは本物かもしれない。

でも、自分の気分は良くなっているけれど、子どもには変化が現われないとなれば、いくつかより良いやり方を学んでみる必要はあるかなと思います。


「ある程度の年齢になった我が子と接する時に、気を付けることは何でしょうか?」

幼い子どもと接するのと一緒です。ちょっと長めに我慢が必要になるだけで、一緒です。一喜一憂しないこと。子どもの感情的なことに巻き込まれないで待っていれば、必ずうまくいきます。


「遅い、という事はないのですよね?」

遅いということはないです。前回のハートフルコーチ養成講座で、子どもを自立させたいとおっしゃるお父さんお母さんが頑張られました。お子さんは30歳過ぎです。一年かかりましたが、見事に良い方向に向かっています。


「悩みを抱えている方に、先生からメッセージをお願いします」

解決できない問題はないと思います。ただ、問題を一つの大きなかたまりとして見ていると、解決はすごく難しい。問題を切り分けて、これ一つだけなら解決できるかもしれない。このひとつだけなら何とかなるかもしれない。

何か一つだけ解決すれば、それが糸口になって、芋蔓式に変わっていくから、何か一つだけ変えてみる。そして、「これ!」と思ったら、とにかくやり続けること。

特に親子の問題は、親がこれかなって思ってやると、子どもが小さければ小さいほどすぐに子どもに変化が現われます。これがいいかもしれないって思ったら、とにかくやり続けることです。

もう一つは、自分のやり方でずっとやってきて問題が起こっているとしたら、そのやり方では解決できないんです。だから自分のやり方に固執しないこと。もっといいやり方を知っている人に相談してみることだと思います。

誰かに「どうしたらいいんでしょう」って投げかけてみるのも、一歩前進ですね。


「子どもは、菅原先生にとってどんな存在でしょうか?」

そんなに子どもに対して焦点を当てている訳ではないですが、子どもが幸せな世の中って、良い世の中だと思うんですよ。だから子どもを見れば、世の中が分かる。そう思って、子どもが幸せになるといいなって。

では、子どもが幸せになるためにはどうしたらいいのか。親を幸せにするしかない。どっちが先かは分からないですが、でも、指標は子どもの幸せだと思っています。だから、自殺する子どもがいる間は、まだまだ私達がやらなきゃいけないことはいっぱいあるんじゃないかと思っています。

子どもがその子なりのそれぞれの幸せを生きられたら最高だなと。その子なりの幸せって、本当にその子なりで、親が願う幸せとは全然違うものなので、その子に聞く以外にない。


「子どものすごさに気づいていない親が、いっぱいいるということでしょうか?」

いっぱいいます。

例えば、実家に帰ると、よく姪が子どもを連れて帰ってきているんですね。その子は車が大好きで。田舎なので車は必需品。一人に一台車が置いてある訳ですよ。それで、その子は誰かが出かけないか、乗せてってもらおうと虎視眈々と狙っているんです。

買物に行く時に、その子に聞こえるように「ばあちゃんの車で行こうかな。車の鍵はどれかな」って言うと、3歳になる前から、いっぱいある鍵の中から「これ」って持ってくる。

「ばあちゃんの車はどこかな」って言うと、ばあちゃんの車まで誘導してくれる。5〜6台もある車の持ち主と、その鍵を全て区別している。3歳はすごいな〜って。本当に子どもってすごいですよ。ほれぼれしますね。


「今後の展望を教えてください」

私は企業向けのビジネスは63歳までやろうと思っています。63歳になったら、お客様方に「一応これで、引退させていただきたいです」って言おうと思っています。今年、還暦なので、あと3年とちょっとですね。

それ以降は、ハートフルコミュニケーションを世の中に広めたい。ハートフルコミュニケーションをフルタイムにします。日本中に届けようと思っています。


「先生の夢は?」

ハートフルコミュニケーションがなくなるのが一番いいですね。『子どもの心のコーチング』で言っていることが、常識になること。今更そんなことを教えなくても、みんな知っている、当たり前になること。

いずれハートフルコミュニケーションが「昔そういうのあったよね」って、思い出話になるのが夢ですね。




<編集後記>

「夢は、ハートフルコミュニケーションがなくなること」
優しい笑顔の菅原裕子先生から、この言葉が飛び出した時は、
その理想の高さと潔さに、胸を打たれました。

  「子どもには自分で気づく力がある。それを信じること」
  「その子なりの幸せは、親が願う幸せとは違うもの。その子に聞く以外にない」
  「本当に子どもってすごいですよ。ほれぼれします」

子どもを信頼し、尊重する気持ちでいっぱいの菅原裕子先生。

その先生の熱意がつまった『子どもの心のコーチング』。
プレゼントとしても大人気というのがうなずけます。
未読の方は、是非、先生のメッセージに触れてください。
きっと、暖かいエネルギーで心満たされることでしょう。



次回号「セルフリぺアレンティング(自己再養育)で、ラクになる!」→

←前回号「NLPを通して、子ども達が希望を持てる社会の実現を!」


インタビューTOP(目次)

-ご案内- 菅原 裕子 先生 ハートフルコミュニケーション


菅原 裕子(すがはら ゆうこ)
           NPO法人ハートフルコミュニケーション代表理事
           有限会社ワイズコミュニケーション代表取締役

社員一人一人の能力を開発することで、組織の変化対応力を高めるコンサルティングを行う。仕事の現場で学んだ「育成」に関する考えを子育てに応用して「ハートフルコミュニケーション」を開発し、全国のPTA、地方自治体、地元の有志主催による講演会で紹介。
また、それぞれの生活の中で、ハートフルコミュニケーションを伝えられるハートフルコーチを養成し、日本中の親たちの子育てや自己実現を援助する活動を展開中。
2006年11月NPO法人ハートフルコミュニケーション設立。行政機関とも連係し、ハートフルコミュニケーションを親たちの日常に紹介しつつ、ハートフルコーチの活躍の場を広げている。


<NPO法人ハートフルコミュニケーションのHP>
【NPO法人ハートフルコミュニケーション】


<菅原裕子先生の著書>

cover
子どもの心のコーチング 一人で考え一人でできる子の育て方



cover
子どもを幸せに導く しつけのコーチング



cover
ひびわれ壺 子育てに大切なことがわかる小さな物語



cover
10代の子どもの心のコーチング―思春期の子をもつ親がすべきこと







インタビュアー:鈴木明美(すずきあけみ)
鈴木明美
セラピールームChildren主宰、Team Oasis 代表
自分がなんだか分からない。何かやりたいけど、見つからない。
心の悩み、病を抱えた方、自己実現したい方のお手伝いをいたします。

心理カウンセラー、NLPセラピスト、ゲシュタルトトレーナー、
交流分析士1級、トランスパーソナル学会会員、レイキヒーラー
HP:江戸川区西葛西、セラピールームChildren
ブログ:セラピールームChildren

インタビュアー:前田みゆき(まえだ みゆき)
前田みゆき
身も心も魂も輝やくように、いつも笑顔を心がけています。
人とのご縁で、気づかされることが喜びです。

自称 遅咲きさん

コーチングと心と体の健康について、もっか勉強中

インタビュアー:川崎綾子(かわさきあやこ)
川崎綾子
ゲシュタルト・再決断@府中「座★すわろう会」で活動中。グループの中で
お互いにサポートを得ながら、自分らしく癒されるセラピーをしています。
ペンギン好き。趣味はバレエです。

GNJゲシュタルト療法トレーニングコース修了
日本ゲシュタルト療法学会会員
NPO再決断カウンセリングジャパン会員
矢野惣一問題解決セラピスト養成講座(上級)修了
レイキティーチャー

インタビュアー:脇坂奈央子(わきさかなおこ 日本メンタルサービス研究所 所長)
脇坂奈央子
『道開きの心理士』 ……本来のあなたの道を開く、お手伝いをします。
ブライアン・ワイス博士直伝の、プロフェッショナル・ヒプノセラピスト。
前世療法・催眠療法を中心に、ニーズに応じた各種心理セラピーを施療。

心理士、認定THP心理相談員、統合心理セラピスト、心理カウンセラー、
米国NGH認定ヒプノセラピスト、認定キャリアコンサルタント、
代替療法セラピスト(レイキティーチャー)
HP:ワイス博士直伝の前世療法・催眠療法・心理療法★ラポール
発行メルマガ:こころの栄養@さぱりメント



運営管理:ラポール☆脇坂奈央子





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