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あなたのそばにいる「こころ達人の横顔」 インタビュー集


カウンセラーやセラピスト、セミナー講師など「こころの現場の最前線」で活躍されている方の横顔を紹介します。

 ・カウンセラーってどんな人なの?
 ・カウンセリングって、どうやって受けるの?
 ・私も将来カウンセラーになりたいのですが・・・
 ・・・などなど


「こころ達人の横顔」をインタビューしてきました。
あなたにとって、カウンセリングやセラピー、ヒーリングがもっと身近になれば幸いです。

- おのころ 心平 先生 自然治癒力学校 -

   「病気は才能! 症状は、自己表現で使うべきエネルギー」

2012年 08月 4日


今回のインタビューは、「ココロとカラダ塾」を全国展開されている
自然治癒力学校理事長、おのころ 心平(おのころ しんぺい)先生です。

先生は、ボディ・サイコロジストとして、
18年間、2万件のカウンセリング経験から
ココロとカラダつなぐメッセージを発信し続けていらっしゃいます。

自らを「社会事業家」とおっしゃるおのころ先生に、
新刊『病気は才能』で伝えたかったもの、病気の意味、
そして、今後の夢や展望などについて熱く語っていただきました。


本当に病気を治せるのは、その人自身

インタビュー写真




「先生はサッカー少年だったそうですね?」

今は淡路島に住んでいますが、子ども時代は、下関、広島、大阪と引越しが多くて。そんな中、広島でサッカーを始め、その後大阪でも続けたのですが、学校の部活ではなく、結構強いクラブチームだったので、軍隊並みに合宿もあり、すごく鍛えられました。

6時起きで朝練に行き、放課後も練習。土日は他流試合とういう生活で、サッカー少年でしたね。その成果もあって、4年生の時には試合に出場できるほどになりました。

それが、5年生になる春休みに、風邪をこじらせたような症状で体調を崩しました。医者から肝炎と宣告され、「緊急入院!」となったのを、今でもハッキリ覚えています。遊びたいさかりの子どもが、個室で家族以外面会謝絶となったわけですね。


「その時はどんなお気持ちでしたか?」

仲間に囲まれた生活から一変して、両親・先生・看護婦さんだけの個室に隔離となったのですから、子供心にも辛い記憶として残っています。クラスメイトから届いた千羽鶴が、さらに追い討ちをかけましたね。「僕は死んでしまうのかな?」と。

今だからよくわかりますが、心に希望があることが、身体にとっては何より大事なんです。隔離された状況は、ホント良くないですね。世界と切り離されて、心の希望も消えてゆき、気力も体力も失っていきました。病人というのは、こうして作られていくのかもしれません。


「どうやって、心の希望を取り戻していかれたのですか?」

両親の強い思いがあったからです。何とかせねばと思ったんでしょうね。僕はサッカーをやっていたから、当時日本をオリンピックで銅メダルに導いた、今のセレッソの前身、ヤンマーディーゼルの釜本邦茂選手に手紙を書いてくれたんです。

ある日、僕が点滴をガラガラ押してトイレから戻ると、ちょうど僕の目線の位置に色紙があったんです。「何だろう?」と思って手に取って見ると、なんと釜本選手直筆のメッセージでした。

「13年前に同じ病気にかかりました。この病気は必ず治る病気です。だから早く治して再びグランドに立ってくださいね」そう書かれたメッセージを読んだ時、病気以後はじめて心に希望を取り戻した瞬間でした。

あれだけ活躍していたサッカー選手が、同じ病気を経験し、克服していたということが、どれほど励ましになったか!「この病気は治るからね」と、さらりと書かれたメッセージが、僕の心に強烈に響いたんです。この時は、「この病気、治ってよし!」と、太鼓判を押された感じでした。


「治るスイッチが入ったという感じですか?」

この病気は必ず治る! 寸分違わず心底思えたんです。100%疑わずに信じきれるという、僕にとって最初で最後かもしれない程の体験でした。あの時の信念が僕にとってかけがえのない財産になったこと、今でも感謝しています。

そこから1か月の間に急に数値がよくなって、お医者さんがびっくりしていました。リハビリ後、サッカーチームに戻り、6年でレギュラー復帰を果たしました。その勢いと共に、僕のチームは、大阪府内200チームの頂点まで上り詰めました。

病気を克服し、復帰したチームで活躍して優勝! 僕は、その時の優勝トロフィーを持って、お礼と優勝の報告に行こうと決めました。チームメイトには、必ず返すからと、頼み込んでね!

ヤンマーディーゼルに会いに行ったら、待っていてくれました。「君か、覚えているよ」と言って頭をなでてくれました。「優勝しました」ってトロフィーを見せたら、「やったね〜!」ってすごく喜んでくれて、本当に感動的でした。新聞の取材も入って夕刊に載りました。


「その後、心の仕事に進まれた経緯を教えていただけますか?」

高校は公立の進学校に入りましたが、サッカーもインターハイに行くほど強かったんですね。すぐに勉強が追いつかなくなってきた僕のよりどころは、やはりサッカーで、一年のうちはレギュラーでがんばっていました。

ところが、ある日レギュラーも外されてしまったんです。勉強もできないうえにレギュラーも外され、「俺、全然ダメじゃん」と、失意でしばらく家出をして、九州まで逃げました。高校2年生で、初めて住み込みのレストランでバイトをしました。

全く違う環境で、「自分ってなんだろう」と考えました。その時、お客さんやマスターと話をしながら、1人で自分の人生を考える機会ができたことが、いろんなキッカケを作ってくれたと思います。


「大学の経済学部に進まれたのですよね?」

はい。進学しましたが、何か夢破れた感じがありました。勉強もできない、サッカーもできず、中途半端な気がしていました。大学の体育会チームに入りましたが、厳しい訓練に慣れていたので、体育会は物足りず、地元の社会人チームに所属しながらサッカーチームを作りました。

僕の他3〜4人が経験者で、残りはずぶの素人。12人ぎりぎりでやっていました。サブがいなかったので、やってほしいことを確実にやってもらえるように、とにかく信頼して任せてみる。すると、この仕事は俺にしかできないと、見事に皆、期待に応えてくれました。

それで、社会人チームで優勝してしまいました。相手も結構な強豪でしたので、勝ったことに皆でわんわん泣きながら、サッカーやっていてよかったと心から思いましたね。一から強いチーム作りを経験できた。「自分のサッカーはこれでOK!」そう思えたので、きっぱりとサッカーを卒業しました。もちろん今もサッカーは好きですけどね。


「どんな学生生活でしたか?」

親元を離れて、サッカー以外に、朝は八百屋のバイト、昼間は病院の耳鼻科で薬の調合をさせてもらっていました。そこで医療現場のことをいろいろと感じました。

薬の管理を任されていたのですが、その使い方には疑問を感じることも結構ありました。「固定客だから治しちゃいけない」なんて言葉も聞きました。素晴らしい先生もたくさんいるんですが、そんな医療ってなんだろうってその時に思ったのが、今の活動につながっていますね。

夜は体を鍛えるためスポーツジムでトレーナー。深夜は新幹線の線路を調整するバイト。あとは宅配便の深夜バイト。いろんな人と知り合い、社会勉強にもなりました。ワーカーホリックみたいに、ひたすら、自分を追い詰めていましたね。せっかく病気が治ったのに、自分の人生が見出せない。自分を確認できるものを、学校以外に求めていたんだと思います。

そして、いざ就職という時に就職氷河期になったんですよ。でも、そのおかげで真剣になれた。そして、うちの大学からはあまり行かないような商社から内定をいただいたんです。

早めに内定したのですが、何か物足りず、とにかく社会人としての知識を身につけようと思い、本を読みまくりました。半年で100冊くらい読んだ中の1冊が、僕の人生を変えちゃったんですね。

その本は、「心と体は繋がっている。体は心の力で・・・」って、説いている本でした。あの本と出逢わなければ、今の僕はここにいなかった。それを読んだ瞬間、「俺も自分の心の力で、病気が治った経験がある」「俺はこれやるんだった!」と、思い出したんですよ。

忘れていた熱い思いが蘇ってきて、居ても立ってもいられなくなって、著者の事務局に電話したんです。土曜日で普段は誰もいない事務所に、その日に限って忘れ物を取りに帰って来た著者ご本人と、直接繋がったのです。ご縁だったんですね!

「内定もらっているのですが、就職浪人してでもそちらに行きたいんです。受け入れてもらえますか?」と聞くと、「うちは新卒採ってないから。まあ落ち着きなさい!」と言われて。


「ではその時はもう、そこで働きたいと思われていたのですか?」

「どうしたらこの仕事ができますか?」と食い下がってみると、「そんなに言うなら思いを作文にしてみなさい」と言われて、その日のうちに想いを書いて送りました。そうしたら連絡があり、面接をしてもらえることになりました。

ドキドキしながら面接に行くと、「君にそんな人生の経験があって、この仕事に打ち込みたいと言うなら、受け入れてもいい」と言ってもらえたんです。

「ただし、3つ条件がある。 1.内定もらった会社へちゃんと義理を通すこと。2.大学の教授にきちんと報告すること。3.両親にきちんと承諾を得ること」と言われましたが、皆の猛反対にあい、3つとも条件をクリアできなかった。

自分が大病して、いろんな励ましによって克服した経験があったから「これこそ自分の使命だ。自分のやりたい仕事だ!」と決意は固かったけれど、同時に自分自身の人生を決めるのってすごく大変なのだと知りました。

結局、「全然ダメでしたけどいいですか?」と言ったら「そんなにやりたいなら、うちに弟子入りしなさい」と、なんとか内弟子にしていただけて、就職もさせてもらえたんです。



インタビュー写真




病気は才能! 症状は、自己表現で使うべきエネルギー


「先生は、病気をどのように捉えていらっしゃいますか?」

クライアントさんの身体に学んだのが18年間で2万件くらい。様々なクライアントさん一人一人の症状や心に向き合っていくうちに、僕は病気というものを否定できなくなってしまったんです。

病気は悪いものだと世間一般には言われているけれど、そうならざるを得ない過程を経て、今の病気というものがある。そう考えると病気も人生における貴重な体験ですよね。家族の病気でも本人の悩んでいる症状にしても、理由のない症状や病気は無いんですよね。

自分があの時なぜ病気になったのかということを振り返って考えてみても、そうだったと思ったんです。辻褄の合う説明ができるようになったんですね。あのタイミングで、釜本選手の励ましで治ったということは、帳尻が合うなと思ったんです。

つまり病気になる理由もあれば、治る理由もあるんですよ。その理由に本人が深く気づいて、自分の力で治すと、再発しない治り方をするんですよ。だからその治る理由を一緒に考えようというカウンセリングを始めるようになって、今に至るんです。


「先生が大切になさっていることは何でしょう?」

大切なのは、その人が幸せかどうか、自分の人生はこれでOKだと思えているか、ということなのではないかと思うようになったんです。それからは、クライアントさんが、僕と出会えて「自分の人生をちゃんと見ることができた」と言ってもらえるかどうかを基準に置こうと思ったんです。

そういうカウンセリングをやり出したら、その方が治る確率が上がりました。治すことを目的としたら欲も出るし、緊張感が生まれますね。その緊張感は、残念ながら免疫力をダウンさせてしまう。

たとえ癌だって幸せになれるんです。末期癌だってその瞬間は幸せになれる。それを優先するようになっていくと、だんだん「そういうカウンセリングがいいね」と言ってくれて全国から人が集まるようになって、月に200人くらい診ましたね。

そんな感じで果敢にがんばってきましたが、20代30代は体力的な問題も出始めました。癌の人のカウンセリングをする時に、身体を通すから・・・。


「身体を通すというのはどういうことでしょうか?」

表現が難しいんだけど、リーディングという手法を使っているんです。「相手の身体の情報と共感する」ということをやっているうちに、相手の情報が僕の身体に入ってくるようになりました。

だから癌も情報としては経験しているんです。僕の身体はそんなにたくさんの病気を経験したかったのか、という感じなんですね!

身体を通した上でクライアントさんが持っている抵抗がどういうものかを心理的に観ていく、ということを自分の身体でやっていた。体調を崩すまではいかないけれど、何だかこれは無理だなあと思って、一回絞っていったんです。


「そこで方向転換されたのですね?」

医療器械や分析装置を輸入して、医療機関や大学に販売するというような仕事もしていたんです。そのうちにこの医療の在り方ってどうなんだろうと疑問が出てきました。そして、本当に心ある治療者が、選択肢として適切に治療を施せる環境作りをやりたいと思ったんです。

その際に「代替医療」と言ってしまうと「今の医療はダメですから取って代わります」と受け取られる可能性もあり、それはあまり解決策にならない。そこで、キーワードにしたのは「自然治癒力」。

本来、病気を治す力は自分の中にある。お医者さん以上に頼りになるのは、自分自身であるということ。僕自身、病気が治っていく時に自分の中にスイッチがあると実感した経験から、「自分の中にある治癒力を引き出す為に、色々な治療法があるよ。その選択肢は無限にあるんだ」ということをメッセージとして発信していこうと決心したんです。

自分がどういう形で自然治癒力を発動できるかは、まず自分を知ること。その上で自分に適切な医療者にどこで会えるのか? しっかり自分でアンテナをはれるようにしていくんです。そうしたら医者や誰かのせいにする訳でも、世間のせいにする訳でもなく、依存がなくなりますよね。


「依存がなくなる・・・」

僕に言わせれば、依存や責任転嫁のない人生は、それで幸せなんですよ。「自分で人生を選択できている」これほど人間にとって幸せなことはないですね。たとえ癌であったとしても「自分の人生を選択しています」と言えている人は幸せだなぁって思うんです。

身体が元気なのに「あいつのせいで」と世間のせいにしている人の方が、余程不幸なんです。心と身体は切り離せなくて、その人自身がよい生き方をしていれば、僕は健康と言って良いのではと思います。そういうことを発信したいと思って立ち上げたのが、自然治癒力学校です。


「自然治癒力学校について、教えてください」

今の医療現場の中では、ドクターは想いがあっても、本当の医療をなかなか実現できない。僕のクライアントでお医者さんもいますけれど、まじめなお医者さんほど「これでいいのか?」とすごく悩むんですよ。でも、医療経営のためには無駄な投薬や無駄な検査をしなければいけない。

学校の先生もそうですね。本当は子ども達と向き合いたいのに、いっぱい書類を書かなければいけない。学校の先生もうつ病の人が多いですよ。

今、教育現場・医療現場は本当に限界に来ていると思うのです。ならば民間の力で選択肢としての施設を作りたい。「素人が作る病院」というようなものを実現して「こんなことやってもいいのか!」というモデルケースにしたい。

病院は医師免許が必要になりますので、お医者さん雇って、法律的な問題もクリアしながら、自然療法でプログラムを組める病院を工夫して実現する。そういうモデルを作りたいんです。


「いつ頃を目標になさっていますか?」

2018年までに作ります。色々なセラピストや治療家・ドクターが来て、本当に自分と向き合い、本当に自分を癒していく・治していく環境。そういう医療の選択肢があってもいいというモデルを全国的に広げていきたいと考えて、今、自然治癒力学校を運営しています。

僕の夢はそういう環境作りをして、選択肢をたくさん用意すること。まずはセルフケアで、自分の人生には責任を持つ、ということですね。治る治らないをお医者さんに委ねるということは、大事な自分の人生を委ねてしまっていることなんです。

「まず、自分がやれるところまでやります。その上で専門的な知識を貸してほしい」と言える主体性のある患者が、世の中に増えるところまでやりたいなと。それは幸せが増えることだと思っているんです。そういうビジネスモデルが成り立てば、お医者さんもきっと流れてきます。

2025年くらいまでには、そういう拠点を全国に48か所作れたらいいなと思っています。制度が今汲々なので、代替療法家の会員団体等で署名活動でもすれば20万人分くらいは集まると思うんですよ。集まった署名を基に、医療特区を各地域に作る動きをしたいと考えています。


「医療特区を各地に作っていくのですね?」

それを一つのストリームにして、代替療法家が日陰者ではなく責任を持って治療を提供できる世の中を本気で作りたいと考えています。

治療家自身も何だか「私達は医療者ではないので」と逃げの姿勢があるように思います。このままでは代替医療は定着しない。本気で「治療家です」と言えるような環境作りをして、制度的に守っていく必要があると考えています。

そして、生損保とも提携して、安全性のあるセラピーには保険がおりる仕組み作りをする必要があると思います。問題が起こった時にクレーム処理をしてくれたり、訴訟問題が起きた時には顧問弁護士がついてくれるような、セラピストのための保険制度も、絶対必要だろうと思う。

小さな動きでも皆で興していかない限り変わりません。民間でのニーズをあげていくことが必要なんです。

病院をただ作るのではなくて、そういう選択肢のある世の中を作っていくという、その方向性を打上げる。代替医療家やセラピストに共通の空気を作っていって、理解あるドクターと提携しながらやっていく、という構想を、2018年から2025年頃までに実現していこうと思っています。


「先生のアイデンティティは?」

社会事業家です。そういう環境作りをやって、その過程でいろんな人と出会っていくのが大好きなんです。人の中にもいろんな面があります。いやなところもあるし、いいところもある。そのいいところのスイッチを入れていく。僕もかつてスイッチ入れられちゃったんですものね。


「オリジナルのカウンセリング手法として『症状ヒアリングマップ』というものがあるそうですが、それについて教えていただけますか?」

まず、最初に身体の症状を訊くんですが、例えば腹痛なら「腹痛です」というだけで、皆、自分の症状に対して漠然としているんですね。

「いつからですか?」と聞くと、「2〜3週間前からです」と返って来る。しかし、この2週間前と3週間前とでは大違いで、これを明確な数字に置き換えることをやっていきます。

「どんな気分にさせられるんですか?」「どんな時に同じような感情を受けるの?」と質問をしていくと、始まりが症状にも関わらず、最終的には、誰かとの人間関係とか出てきたりするんですよ。その人の心の性質や心の傾向が、訊いているうちに出てくるんですね。

だから、「体の症状+心の状態」になっていくんですね。これを捉えて、心の傾向を修正してみたら、身体の症状も良くなっていくというようなものです。これをヒアリングマップと言っています。

ヒアリングしながら書き出していくんですが、言われたことを書いているだけなのに、言っている本人のいろんな内面的なものがだんだん整理されていき、自己開示が進むんですね。これは、このカウンセリング手法の醍醐味なんですね。

例えば、症状が始まった時は、部署が異動した頃だったことに気づいたり、ポイントポイントを整理していくことで、日常生活に起こった出来事とマッチングしてゆけば、そこから気づきに入っていきやすくなるんです。


「他にも、おのころ先生独自の手法がおありですか?」

「臓器の気持ち」というのがありまして、僕はG5(肝臓、腎臓、膵臓、心臓、肺)と呼んでいるのですが、この5臓にはご近所付合いがあったり、いろいろ意見交流があったりするんです。

例えば糖尿病の場合、膵臓という臓器がメインで、そこからインシュリンの分泌ができないというのが原因なんですが、そうならざるを得ない内臓的な対立が起こっているんですよ。その結果、この症状になっているんです。

僕は身体の中に情報を通すのでなんとなくわかるんですよね。クライアントさんには、臓器の気持ちと言ってもわからないので、それをわかりやすく、物語みたいに面白く説明する訳です。

肝臓はこんな感じ、内分泌系はこんな感じ、甲状腺はこんな感じ。こうこうこういう対立が起こってこの症状に進んでくるという話をすると、そのストーリーそのものがそのクライアントさんにとっては、周囲との人間関係が投影されているんですよ。


「メタファーになっているのですね?」

そうです。僕自身は、症状の生理学的知識と、ただ感じたままを物語にして説明する訳ですが、その人にとっては、例えば自分が肝臓だとか、上司が脾臓だとか、色々な形で投影が起こるんですね。

そこで「内側に起こっていることは、外側に起こっています。ということは、あなたにしかできない、心のアプローチや人間関係の改善がありますよね。できますか?」って訊くんですよ。

例えば癌だと、ありがとう癌・ごめんなさい癌・笑いたい癌・泣きたい癌・愛したい癌、大体この5つくらいしかないと思っているんですよね。

愛しているのに愛しているって言えなくて、塊にしてしまった。「愛しているって言いたい人は、この人(奥さん)ですよね。次の回までに言ってきてください」と言うと、「それだけは言えません。言うぐらいなら死にます」って応えるんですよ。だから癌なんですよね。

人間というのは、自分の体を犠牲にしてまでも、自分の体を痛めてまでも守りたいものがあるんですよ。それを知ると、そういう理由があってそうなっているんだから、病気って悪いものだなんて言えないですよね。


「そうなる理由がある・・・」

「そうか。そんな理由があったから、この症状になったんですね。今までよくがんばってきましたね」と。もちろん、理由がわかっても、「いや。それだけは守りたい」と、死んでいくことを選ばれる方もいます。でも本人が納得して逝かれるから、それはそれで幸せな死に方なのかもしれません。

病気のない死に方は、もちろんベストですけれど、自分の成り立ちがわかって死ぬのと、訳もわからず死ぬのでは、幸せ度が違うんです。肉体的にはもう無理だなと思う方には、より幸せな死をどうやって演出するか、というところに力をかけます。

また、その人が病気になったことによって、その家族関係が変わるんですよ。

家族関係を変えたくて病気になることもあります。「この行き詰った家族関係を、自分が病気になることで改善できるかも」と、わざわざ自分の体で表現している人もいるので、それをわかってもらうだけでも、「自分は役に立った」と思って逝ける。

ですから、心と身体というよりは、その人の人生がどう意味があったかということを一緒に考えるというカウンセリングですかね。

僕には、わかりやすくやるという使命があると思うので、心と身体のことをやっていますけれど、それは本質じゃないんです。この症状はこの心だよ、と決めてしまうことにはすごく葛藤があるんです。そんな単純じゃない。一対一じゃないんですよ。

だけど、全く心と身体って関係ないと思っている人が大半なので、身体の症状から心を知りましょうというわかりやすい入り口を作るのが僕の仕事だと、そう割り切ってやっています。

カウンセリングでは、そんな一対一では説明しません。そうならざるを得なかった理由としては、多いケースをわかりやすく話していますけれど、個人個人、全部違います。


「最新刊『病気は才能』で伝えたかったものについて、教えていただけますか?」

そうならざるを得なかった理由、一般的にはストレスと表現していますが、それを自分の内側に溜めてきた結果、それがエネルギーとして溜まったものが「病気」という形になったと考えます。

エネルギー保存の法則では、入力したものは必ず出力する。そのエネルギーは前と後では変わらないというものですね。

たとえば、人間は呼吸をしています。吸う息で酸素を取り入れて、吐く息とともに二酸化炭素を出しています。食べ物を食べて排泄している。飲んで尿で出している。どれも入力と出力のバランスが取れている限りは帳尻が合うのと同じで、エネルギーも入力されれば出力もあるというわけです。

けれども、現代生活においては、出力というのを意識的にやる必要がある。食べ過ぎや飲み過ぎ、情報の取り入れ過ぎ、いろんな人間関係の刺激が多すぎ、しかも電磁波や放射能といったいろんな見えない情報も入ってきて、情報過多になっている。

だからデトックスが今流行っているんですね。どんどん出すということ。今は入れるより出すということがすごく大事になってきています。人間にとって最大の出力方法は、自己表現だと言えます。


「自己表現ですか?」

その人がその人らしく振る舞う、行動する。そういったものが抑圧されている時に、入力過多になってしまうんですね。その結果、帳尻が合っていませんよと、熱とか、湿疹とか、そういう身体に症状を出すという形で無理やり出力するんですよ。これがいわゆる帳尻合わせ。

わざわざ病気という形でお知らせしてくれる。本来、入力過多になっても、自己表現、言葉にしたり音楽で表現したりできていれば、たぶん帳尻が合うんですね。出力が間に合わない場合に症状として出てくる。

この症状こそが、本当は自己表現で使うべきエネルギーだったんだね。だから「病気は才能」。内側にたまると病気としてしか表現できないから、それを裏返して、外側に出す自己表現に繋げれば、「それって才能だよ」という感じ。自分らしさが出てくる。

本質的に治っている人を見ていくと、病気が治っただけじゃなくて、自分らしくなるんですよ。


「病気をきっかけに自己表現できるようになっていく?」

そうですね。病気をきっかけに自分らしく生きる、ということをよく聞くじゃないですか。価値観が変化した。まさしく才能だと思うんですね。病気をきっかけに自分らしさというものに気づいて、窮屈な自分を脱ぎ去ったと。

もう才能としてエネルギーを使っているから、もう病気になる必要がなくなっているんですよ。


「悩みを抱えている方に、先生からのメッセージをお願いできますか?」

悩みこそ解決だ! 悩むことこそイコール解決というか。この世は、右と左、北極と南極、といった形でセットになっている。その二極の中で、第3点目を探す。

病気か健康かという二分立で区分けされていますが、殆どの人がその間ですよ。その間を個性として生きている。それが3点目ですね。心も身体もそうですけれど、二つに分かれている中の間を取るということが、おそらく生き方として重要なんだと思うんです。

悩みがあるということは、この世に絶対解答があるんです。悩みから解答の、そのプロセスが重要だと思っています。二極の中で、自分の立ち位置を見つけるというのがとても大切なことだと思うんです。悩んでいる時こそ人生の扉が開いている瞬間だよ、と言いたい。


「悩んでいる方は、まず何から始めたらいいでしょう?」

共有することです。自分の悩みをオープンにすること。悩んでいることを、誰かと真剣に共有する。これは、家族関係だったり職場関係だったりすると、利害関係があったり、その後に影響したりするので、そうでない自己開示できる場所が現代人には必要だと僕は思っています。

僕がやっている塾も、自己開示をすごく薦めるんですね。来た人達には、ジャッジをしないということと語られたことには守秘義務があるということ、これらのルールを守ってもらいます。そうでないと安心して自己開示できないですから。

だから、そうやって自分の中で悩んでいることを別の環境でオープンにして、また元気になって生活環境に戻っていける「繋がり」を作っていきたいと思っています。


「先生の夢は何でしょう?」

病気を通じて、「幸せでいいんだ!」と思える人が増えること。ちゃんと自分に必要なものを選択できる人が増えること。そういう医療機関や施設をいっぱい作って、その運営を皆でやっていく。そしていつかは、そんな施設の一画を借りて、カウンセリングをやっているというのが、僕の夢です。





<編集後記>

おのころ心平先生は、「病気」を身体と心からの大切なメッセージとしてとらえ、
そこに至るまでのプロセス・因果をも読み取り、
「その人がその人らしく生きることで、病気からも解放される」
という斬新な発想は、目から鱗でした。

「病気」というものに新たな「光」をあててくれました。

そして、物事の本質を見つめるその目は、
今の日本社会の医療制度・仕組みにも向けられています。

おのころ心平先生なら、日本の医療を民間から変えていくことが
できるのではないかと、その志に期待の心が湧きあがりました。(M)



次回号「ストレスを大きくする考え方を、楽にしていくメンタルセラピー」→

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-ご案内- おのころ 心平 先生 自然治癒力学校


おのころ 心平(おのころ しんぺい)  自然治癒力学校理事長
                        ボディ・サイコロジスト

カラダをリーディングし、そのメッセージを自然治癒力発動と人生を才能化させるスイッチに活かす方法を指導する、異端のプロフェッショナル・カウンセラー。
1971年生まれ。自身、小学校のサッカー少年時代、大病を患うが、当時サッカー日本代表だったある選手のはげましのおかげで九死に一生を得る。このときの「自然治癒力体験」が、のちの人生に大きく影響する。
大学卒業後、ココロとカラダをつなぐ「生命場共鳴理論」を学び、22歳からカウンセラーとしての仕事に従事。以来、カラダに現れるさまざまな症状をその人の「潜在意識の欲求」として読み解く手法が話題を呼び、全国から予約が殺到。18年間で、2万件以上のカウンセリング件数の実績をつむ。
2008年、一般社団法人自然治癒力学校を設立。同理事長に就任。
ワークショップ型のおのころ心平の「ココロとカラダ塾」を全国展開し、カラダのメッセージをハッピーな人生へと変換していくココロの生活習慣指導、月との調和、自然との調和による「自然治癒力スイッチ」の押し方指導などを行なっている。


<おのころ心平先生のブログ>
【ココロとカラダの交差点】


<自然治癒力学校のHP>
【一般社団法人 自然治癒力学】


<おのころ心平先生の著書>

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病気は才能



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「きれい」をつくる ココロの処方箋







インタビュアー:鈴木明美(すずきあけみ)
鈴木明美
セラピールームChildren主宰、Team Oasis 代表
自分がなんだか分からない。何かやりたいけど、見つからない。
心の悩み、病を抱えた方、自己実現したい方のお手伝いをいたします。

心理カウンセラー、NLPセラピスト
日本ゲシュタルト療法学会・GNJ会員
交流分析士1級、トランスパーソナル学会会員、レイキヒーラー
HP:江戸川区西葛西、セラピールームChildren
ブログ:セラピールームChildren

インタビュアー:前田みゆき(まえだ みゆき)
前田みゆき
身も心も魂も輝やくように、いつも笑顔を心がけています。
人とのご縁で、気づかされることが喜びです。

自称 遅咲きさん

コーチングと心と体の健康について、もっか勉強中

インタビュアー:川崎綾子(かわさきあやこ)
川崎綾子
ゲシュタルト・再決断@府中「座★すわろう会」で活動中。グループの中で
お互いにサポートを得ながら、自分らしく癒されるセラピーをしています。
ペンギン好き。趣味はバレエです。

GNJゲシュタルト療法トレーニングコース修了
日本ゲシュタルト療法学会会員
NPO再決断カウンセリングジャパン会員
矢野惣一問題解決セラピスト養成講座(上級)修了
レイキティーチャー

インタビュアー:脇坂奈央子(わきさかなおこ 日本メンタルサービス研究所 所長)
脇坂奈央子
『道開きの心理士』 ……本来のあなたの道を開く、お手伝いをします。
ブライアン・ワイス博士直伝の、プロフェッショナル・ヒプノセラピスト。
前世療法・催眠療法を中心に、ニーズに応じた各種心理セラピーを施療。

心理士、認定THP心理相談員、統合心理セラピスト、心理カウンセラー、
米国NGH認定ヒプノセラピスト、認定キャリアコンサルタント、
代替療法セラピスト(レイキティーチャー)
HP:ワイス博士直伝の前世療法・催眠療法・心理療法★ラポール
発行メルマガ:こころの栄養@さぱりメント



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